ヨシムラがフランスのSERTと手を組み2021世界耐久選手権にフル参戦
2020/11/05
お披露目されたヨシムラ SERT Motulのカラーリング。ゼッケン1をつけタイトル防衛を目指す
吉村氏は、「これほどインターナショナルな発表会は初めてのこと、緊張しました。来シーズン、全日本には出られないと思うが、海外でナンバーワンになれるように頑張りたい」とあいさつ。
加藤氏によると、チームの基本的なオペレーションはSERTが行ない、技術や戦術面でヨシムラがサポートする形になるという。「ヨシムラは8耐は戦ってきているが、24時間耐久では新参者。SERTのスキルをベースに、我々のノウハウを積み上げていきたい。2019-2020シーズンにおいても、チーム名はSERTであったが、ヨシムラも全レースに現場やオンラインで参加し、深くかかわってレースをしてきた。今回、全日本最終戦で走らせたバイクを世界へ持っていくよう準備をしている」と話した。
ライダーラインナップは後日発表とされたが、加藤氏は「チャンピオンチームなので、どうすればそれが防衛できるかを第一に考える。ある部分ではこちらからもリクエストを出している」と含みを持たせた。
参戦発表と共に公開されたGSX-R1000Rのカラーリングは、長年SERTがまとってきた青いスズキカラーではなく、ヨシムラを強くイメージさせる赤と黒がベースになっている。そこにさりげなく、しかし効果的に白と青が加わり、フランスのトリコロールを演出。大きく入った『SUZUKI』と『MOTUL』ロゴも目立つ。
なお、EWCの来シーズンについては、ここ数年のような年をまたいだ形ではなく、2021シーズンとして開催、全5戦が予定されているという。もちろんその中には、鈴鹿8耐(2021年7月18日決勝予定)も組み込まれている。
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