全日本RR第5戦鈴鹿【ST600決勝】波乱のレースを南本宗一郎が制する
2020/11/01
全日本ロードレース第5戦鈴鹿のST600クラスは南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)が優勝、岡本裕生(51ガレージ ニトロレーシング)がチャンピオンを獲得した。
柔らかな陽射しが注いだ決勝日。好スタートを決めたのは岡本。南本、長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)、荒川晃大(MOTOBUM HONDA)と続く。
12番手グリッドから好スタートを決めて大きく順位を上げたのは埜口遥希(SDG Mistresa RT HARC-PRO)。オープニングラップで4番手までポジションアップ。岡本、南本、長尾、荒川、埜口の5台でトップ集団が形成される。何度も前に出る南本。そのたびにトップ奪回の岡本。
3周目に荒川にライドスルーペナルティが出される。長尾は大幅ペースダウン。トップ集団に動きがあったところで、転倒車がコースに残り赤旗中断。
3周目の通過順位でグリッドにつき直す。ライドスルーペナルティを消化していない荒川は最後尾スタートに。
7周で2回目のスタート。再び岡本が好スタート。南本、埜口と続く。オープニングラップから岡本と南本が激しく順位を入れ替えながらトップ争いを展開。この2台に埜口、伊達悠太(BATTLE FACTORY)、小山知良(日本郵便HondaDream TP)を加えた5台がトップグループを形成。
オープニングラップを制した南本が後方の2位争いに乗じてトップ独走状態に移行。
2周目。マシンから白煙を上げた埜口がストップ。2位争いは岡本、小山、伊達に國峰啄磨(TOHO Racing)、佐野優人(TEAM VITAL SPIRIT)が加わり、5台での争いに。集団トップは岡本から國峰、佐野と次々に入れ替わる。
6周目。國峰が転倒。さらに後続でも転倒が相次ぎ、またしても赤旗中断。5周終了時点でレース成立。南本が優勝。國峰が2位、佐野が3位。岡本は4位でチャンピオン獲得となった。
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