全日本RR第5戦鈴鹿【JSB1000レース1】ヤマハ中須賀克行が優勝、野左根航汰がチャンピオンを決める
2020/10/31
左から、20年タイトルを獲得した野左根、今季初優勝の中須賀、スポット参戦の渡辺
優勝●中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「非常に長い14周でした。(野左根)航汰もすごく調子がよくて、本当はもう少し早く自分が前に出ようと思ったけれど、ペースがよかったから厳しかったです。航汰は緊張で崩れるかと思ったけど堂々としていて、タイヤマネージメントもしていました。抜きどころがなく、自分も余裕はありませんでした。でも、最終戦で少しでもいい走りがしたかったし、いいバトルができたからホッとしています」
「航汰は今日、しっかりチャンピオンを取るのが第一だったと思うけど、明日はノープレッシャーで挑んでくるはず。だからもっとレベルの高い争いになると思います。航汰にとって国内最後のレースになるかもしれないので、いいレースをして世界に送り出してあげたいです」
2位●野左根 航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「プレッシャーはあったけど優勝を目指していました。1周目でトップに立ち、今回は柔らかめのタイヤを選んだから逃げたかったんですが、離すことができませんでした。抜かれてはしまいましたが、最後までマネージメントはできたと思います。中須賀選手にクロスラインでかわされてたときは非常にクリーンで、自分にもリスクがなくて、ああいうオーバーテイクができる中須賀選手のすごさを感じました」
「チャンピオンが決まった瞬間は、ほっとしたという思いが一番大きかったです。レース結果が2位で悔しいという気持ちもあったけど、中須賀選手やみんなが喜んでくれている姿を見て、自分の喜びも増しました。明日は新チャンピオンとして、いいバトルが見せられるように頑張ります」
3位●渡辺 一樹(YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING)
「スタートを失敗して焦りましたが、予選までのペースを考えて3番手には上がれるはず、落ち着いていこう、と心がけました。その後にヤマハ2台の後ろにはつけることができたのですが、速いところと遅いところの違いがあり、その中でどこで仕掛けられるかを探りました。一度もタイミングが作れずに終わってしまい、悔しさの方が大きいです。でも明日ももう1レースあるし、今日集めたデータや、まだできることも見つかりました。しっかりと2台に仕掛けられるように準備して、一つでも高い位置の表彰台に立ちたいです」
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