MotoGP第4戦スペインGP、MotoGPクラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温26度、路面温度30度のドライコンディションで争われた、ポールポジションから好スタートを決めたロレンソがレースをリード、マルク・マルケス(ホンダ)が2番手に続き、序盤からこの二人が後続に差をつけてレースをリードしていく。ロレンソは2周目には新サーキットレコードとなる1分38秒735を記録すると、序盤の内にマルケスとの差を広げて独走態勢を築き、そのままトップをキープして、今シーズン初優勝をポールtoウインの完全勝利で飾った。
左手小指にケガを抱えているマルケスも序盤から2番手をキープ。レース終盤にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がマルケスとの差を縮めてきたが、ロッシがマルケスの背後に迫るまでには至らず、マルケスが2位に入賞し、ロッシは3位入賞。ロッシはグランプリ通算表彰台200回目を記録した。
カル・クロッチロウ(ホンダ)がサテライト勢トップとなる4位に入賞。5位にポル・エスパロガロ(ヤマハ)が続き、フロントロウからスタートしながら、スタートに失敗したアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)は追い上げて6位でゴール。7位にアレックス・エスパロガロ(スズキ)、8位にブラドリー・スミス(ヤマハ)が続き、2周目にバックストレートエンドでラインを外し、最終コーナーではオーバーランで最下位まで後退したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は挽回して9位でゴール。
終盤、5人のライダーによって接戦となった10位争いをヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)が制し、僅差でマーベリック・ビニャーレス(スズキ)が11位、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が12位、スコット・レディング(ホンダ)が13位、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)が14位に続いた。バルベラはオープントップを獲得。アルバロ・バウティスタ(アプリリア)は15位入賞で今シーズン2度目のポイントを獲得。
以下、16位にステファン・ブラドル(フォワード-ヤマハ)、17位にニッキー・ヘイデン(ホンダ)、18位にユージン・ラバティ(ホンダ)、19位にマルコ・メランドリ(アプリリア)、20位にジャック・ミラー(ホンダ)、21位にアレックス・デ・アンジェリス(ART)、22位にマイク・デ・ミオ(ドゥカティ)の順で続き、青山 博一(ホンダ)は15位走行中の16周目の5コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。ロリス・バズ(フォワード-ヤマハ)と、カレル・アブラハム(ホンダ)も転倒リタイアとなった。