全日本RR第3戦オートポリス【J-GP3】バトルを制した村瀬健琉が2連勝
2020/09/20
全日本ロードレース選手権第3戦九州大会のJ-GP3クラスは村瀬健琉(Team TKR)が優勝した。
15周の決勝。好スタートを切ったのはポールシッターの小室旭(Sunny moto planning AKR)。オープニングラップを制したのは村瀬。この二人に徳留真紀(マルマエMTR)、成田彬人(Team P.mu 7C MIKUNI)、高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)を加えた5台がトップ集団を形成。高杉はレース終盤に遅れ始めて集団から脱落したものの、残りの4台は最終ラップまでドッグファイトを展開。最終ラップでも順位が入れ替わる激戦を村瀬が制し、2連勝を飾った。
J-GP3トップ3会見
優勝●村瀬健琉(Team TKR)
「率直にうれしい気持ちと、疲れましたね。レース展開は最後まで予想していたけど、自分は考えられるタイプじゃないから、最終ラップで前に出ようという意識がよかったのだと思います。セクター2までにトップに出られれば大丈夫だって自信はあったし、最後まで気持ちについてこられるマシンだったのがよかったです」
2位●小室 旭(Sunny moto planning AKR)
「またかって感じです。走行数が少ない中で、朝フリーではタイヤを2種類試したのですが、決勝コンディションだと厳しい状態でした。でもKTMの特性で、ホンダに比べるとストレートが速いから、それをうまく使いました。最後はインを閉めたけれど入られて、逃げられてしまいました。残り2戦で巻き返したいです」
3位●徳留真紀(マルマエMTR)
「僕にとって、今年はJ-GP3での久々の初レースです。九州は地元だし、優勝経験もあるコースで、スポンサーや応援団が来てくれました。走行回数が少ない中、限られた時間で仕上げていくのは難しく、決勝が一番いい状態でした。本当は自分がレースを引っ張る状態にしたかったけれど、そこまではできず、でも集団で走れたから白熱したレースになったかと思います。前に2台いたから残念だけど、いいレースができてよかったです」
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