SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦アッセンラウンドは、オランダのアッセンで決勝第2レースを行ない、ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)が第1レースに続いて優勝、パーフェクトウインを達成した。
第2レースは気温13度、路面温度20度のドライコンディションで争われた。スタートでレイが飛び出すが、1周目をトップで戻ってきたのはトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)。サイクスはレース中盤の11周目までトップをキープするが、13周目の14コーナーでレイがサイクスをかわしてトップに浮上する。
中盤時点でトップ争いはレイ、サイクス、チャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)、レオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)、マイケル・バン・デン・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)の5人となり、2番手に後退したサイクスは14周目にデイビス、ハスラムにも交わされて4番手に後退すると、15周目にはバン・デン・マークにも交わされて5番手へと後退。
トップ争いはレイがトップをキープ。16周目にはハスラムが2番手に浮上するが、17周目にデイビスが再び2番手に戻り、トップのレイを追う。レース終盤になるとレイとデイビスのトップ争い、ハスラムとバン・デン・マークの3位争いとなる。
レイは周回遅れが出始めても落ち着いた走りでデイビスに勝負をしかけるチャンスを与えず、第1レースに続いてトップでチェッカーを受け、デイビスがコンマ565秒差の2位でゴールし、第1レースに続いて2位表彰台を得た。3位争いは最終ラップまで接戦が続き、コース終盤の14コーナーでバン・デン・マークがハスラムを交わして前に出るが、シケインに前で進入したのはハスラム。しかし、ハス
ラムはシケインでコースオフ。その間にバン・デン・マークが前に出て、2レース連続3位でチェッカーを受けた。
ハスラムは4位でゴール。サイクスが5位で続き、ジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)が6位、シルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が7位、ハビエル・フォレス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が8位、アレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)が9位、レオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)が10位でチェッカーを受けた。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ケナン・ソフォグル(カワサキ・プセッティ・レーシング)とジュール・クルゼール(MVアグスタ・レパルトコルセ)が最終ラップまで接戦を展開。最終シケインの進入でクルゼールが前に出るが、シケインの切り替えしでソフォグルが前に。両者は接触、クルゼールが遅れ、ソフォグルがトップでゴール、クルゼールが2位に入賞し、3位にカイル・スミス(パタ・ホンダ・ワールドスーパースポーツ)がが続いた。