グランプリコミッションが2020年/2021年の技術規則について発表
2020/04/17
FIM(モーターサイクリズム連盟)、(モーターサイクルスポーツ製造者協会)MSMA、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、ドルナスポーツによって構成されるグランプリコミッションは、4月16日、2020年/2021年シーズン中のMotoGP、Moto2、Moto3マシンの技術規則について発表した。
これは新型コロナウイルスの感染拡大による経済状況悪化に対するコスト削減と、メーカー、チーム間の公平性と平等性を維持するための決定。参戦メーカーと運営組織の代表者の間で電子会議が行なわれ、全員一致でこの決定が支持された。
MotoGPクラスでは、エンジン及びエアロボディ仕様が2021年最初のレースまで凍結となる。これは2020年シーズン中、コンセッション(譲歩)を受けるメーカー、受けないメーカー問わず適用される。2021年最初のレースの段階では2020年の承認(ホモロゲーション)を受けたエンジン、エアロボディを使わなければならず、その後、通常のアップグレード規則が適用されるが、コンセッションを受けないメーカー(ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、スズキ)はシーズン中の開発は凍結となるため、2020年承認時点の仕様で2021年シーズンを戦うことになる。コンセッションを受けるメーカーは2021年シーズン中のエンジン開発は許可される。エアロボディに関してはシーズン中2タイプを使うことができるため、2021年のシーズン中のアップデートは1回となる。
Moto2クラスでは2020年開幕戦時点のフレーム、リアスイングアームのデザインを2021年シーズンまで継続。その承認を受けなければならない。また通常は1回可能だったエアロボディのアップグレードは禁止となり、2020年開幕戦時点のエアロボディ仕様が2021年シーズン終了まで使用される。
Moto3クラスも2020年開幕戦時点のマシン仕様を2021年シーズンも継続する。パフォーマンスパーツのアップグレードも許可されない。
こんな記事も読まれています