MotoGPの全ての機材がカタールからスペインに搬送
2020/04/23
MotoGP開幕戦カタールGP終了後、カタールのドーハ空港内の倉庫で保管されていたMotoGPシリーズのレース機材が、スペインのカタルニア州に運ばれた。
開幕戦カタールGP決勝レース後、テレビやタイム計測関連機材、クリニカ・モバイルなどレース運営に必要な機材と、Moto2とMoto3のマシンを含めた全チームの機材は、オフィシャルテスト後にロサイル・インターナショナル・サーキット内に保管されていたMotoGP?クラスの機材と共に、首都ドーハ市内のドーハ・ハマド国際空港に搬送。MotoGPのオフィシャル・ロジスティクス・パートナーであるドイツの国際輸送物流会社DHLと、カタール航空の協力を経て、チャンピオンシップの全ての機材がカタールからスペインに搬送された。
本来であれば、次戦の開催地に向けて全ての機材が空輸されるが、コロナウイルス感染拡大の影響を受けたレーススケジュールの変更により、次戦の開催の目途が立たず、レース機材はカタール国内に留め置かれていた。機材は気温と湿度の変化を考慮し、自動的に空調を管理し、セキュリティが強化された空港内の倉庫に一時的に保管されていたが、カタール航空が準備した5機の大型貨物機を利用して、4月1日、8日、10日にそれぞれ1便ずつがスペインのサラゴサ空港に、12日に1便がスペインのバルセロナ・エル・プラット国際空港に到着。最後の便が22日にサラゴサ空港に到着し、全ての機材の搬送が完了した。
運搬された全ての機材はカタルニア州内の倉庫に搬送され、次戦の開催日程が決定するまで保管される。一部の複数チームはチームが所有する施設で機材の保管を希望していることから、チームへの機材返却作業が開始される。
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