MotoGPバーチャルレース第2ラウンド、バニャーヤが優勝
2020/04/13
MotoGPバーチャルレース第2ラウンドが開催された。世界的な新型コロナウイルス感染拡大により、レース開催ができない状況の中、現役MotoGPライダーがオフィシャルビデオゲームの『MotoGP19』を使用したバーチャルレースを展開。第2ラウンドはレッドブル・リンクを舞台に10名のライダーが参戦。予選を行なった後、10周の決勝レースが行なわれた。
3月末にムジェロを舞台に開催された第1ラウンドで2位に入賞したフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)がポールポジションを獲得。決勝はスタートから多重クラッシュが起こり、転倒も多い波乱の展開となったが、バニャーヤは唯一転倒なしで走り切り優勝を飾った。
2番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は、トップ走行中の7周目に転倒を喫したが、終盤ハイペースで一時は3.2秒差あったバニャーヤを猛追。最終ラップには一度トップの座を奪回したが、0.074秒差の2位となった。
第1ラウンドで優勝を挙げたアレックス・マルケス(ホンダ)は、3番グリッドからスタート。スタート直後の1コーナーで転倒し、他車との接触や兄マルクとの兄弟対決の場面もあったが、2度の転倒が影響して9.762秒差の3位となった。
前回5位のマルク・マルケス(ホンダ)は、4番グリッドから12.572秒差の4位。前回4位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、5番グリッドからスタート、決勝では何度か転倒を喫し、5位に終わった。
初参戦組では、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が7番グリッドから6位。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は最後尾10番グリッドから4度の転倒を喫して7位。
初挑戦となった中上 貴晶(ホンダ)は、オープニングラップの1コーナーで発生したオーバーランと多重クラッシュの間隙を縫ってトップに立ったが、他車との接触が何度かあり、転倒も喫したため、8番グリッドから8位でフィニッシュ。ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が6番グリッドから9位。ティト・ラバット(ドゥカティ)は9番グリッドから10位だった。
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