SBK第13戦(最終戦)カタール 2日目 スーパーポール/レース1
2019/10/26
SBK(スーパーバイク世界選手権)第13戦(最終戦)カタールラウンドは、カタールのロサイルインターナショナルサーキットで2日目のスーパーポールと決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)がポールtoウインを飾った。
レイはスーパーポールで1分56秒246を記録してポールポジションを獲得。決勝レース1は、気温31度、路面温度34度のドライコンディションの下、現地時間の午後8時に17周でスタート。
ポールから好スタートを切ったレイは、終始トップの座をキープ。終盤までアレックス・ロウズ(ヤマハ)がレイを僅差で追ったものの、後方から追い上げ来た12番グリッドスタートのチャズ・デイビス(ドゥカティ)が、ロウズに追いつくと、13周目の最終コーナー進入でロウズを交わして2番手に浮上。
ロウズとデイビスがバトルを繰り広げた間にレイがリードを広げ、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン16勝目を記録した。
デイビスは2番手に浮上した後、レイを追ったが、ギャップを縮めることができず2位でゴール。ロウズはデイビスから約2秒半遅れの単独3位でチェッカーを受けた。
4位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が入賞。5番手争いは終盤までレオン・ハスラム(カワサキ)、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、ロリス・バズ(ヤマハ)の3人が接戦を展開。ハスラムは何度かグループの先頭に立っていたが、最終ラップに6番手で入ると4コーナーでファン・デル・マークを交わして5番手に浮上。ファン・デル・マークもハスラムの背後にぴたりとつけ、ゴールライン直前、スリップから抜け出そうとするが、ハスラムが0.018秒差で逃げ切って5位に入賞。6位にファン・デル・マーク、7位にバズの順でチェッカーを受けた。
8位にマーカス・ライターバーガー(BMW)、9位にユージン・ラバティ(ドゥカティ)、10位にレオン・キャミア(ホンダ)が入賞。
トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)は中盤まで5番手争いに加わっていたものの、12周目の6コーナーでコースオフ。13番手まで後退した後、追い上げて11位に入賞。マルコ・メランドリ(ヤマハ)が12位、マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が13位に続き、清成 龍一(ホンダ)は18番グリッドからスタートし、14位に入賞した。アレッサンドロ・デルビアンコ(ホンダ)は15位、ドミニク・シュミッター(ヤマハ)が16位。
レアンドロ・メルカド(カワサキ)は7周目にマシントラブルでリタイア。3番グリッドからスタートしたサンドロ・コルテセ(ヤマハ)は序盤4番手走行中に7コーナーで転倒しリタイア。トム・サイクス(BMW)は2周目の1コーナー進入で前を走るハスラムのリアタイヤに接触して転倒リタイアに終わり、ジョルディ・トーレス(カワサキ)はグリッドに向かうウォームアップラップの2コーナーで転倒、ピットに戻って決勝を走ることなくレースを終えた。
レイの優勝で、カワサキがマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得。2015年以降、マニュファクチャラーズ5連覇を達成した。
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