MotoGP第17戦オーストラリアGP MotoGP 1日目フリー走行
2019/10/25
MotoGP第17戦オーストラリアGP、MotoGPクラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで1日目の2回のフリー走行を行ない、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が初日総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目はFP1はウエットコンディション、FP2はドライコンディションで行なわれた。
ビニャーレスはウエットのFP1でトップタイムを記録。ドライのFP2で終始リーダーボードのトップ争いに加わった。3回のコースインでフロントタイヤにはミディアムをチョイス。リアタイヤには1回目のコースインでミディアム、2回目のコースインでハード、最後のコースインでソフトと全てのタイヤを試しながら走行。ソフトを履いたセッション終盤に2周連続でファステストを更新、1分28秒824とただ一人、1分28秒台を記録して初日を完全制覇した。
FP2のセッション終盤に1分29秒320を記録したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が総合2番手に。ドビジオーゾはウエットのFP1では10番手だった。
総合3番手に1分29秒325でカル・クロッチロウ(ホンダ)。クロッチロウはウエットのFP1では14番手に止まったが、FP2では終盤のアタックで自己ベストを更新。
総合4番手に1分29秒327でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、ホームレースのジャック・ミラー(ドゥカティ)はウエットのFP1を2番手でスタートし、ドライのFP2では1分29秒344で総合5番手となった。
マルク・マルケス(ホンダ)はFP1を3番手でスタート。FP2ではセッション中盤にリーダーボードのトップに立ち、ラストアタックで自己ベストとなる1分29秒421を記録したものの、総合6番手となった。
今レースでグランプリ通算400戦目を迎えるバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はFP1で4番手、FP2で7番手、FP2で記録した1分29秒436で総合7番手に。総合8番手に1分29秒472でアレックス・リンス(スズキ)、総合9番手に1分29秒718でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)、総合10番手に1分29秒791でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)の順で続いた。
ジョアン・ミル(スズキ)は1分29秒875でルーキートップとなる総合11番手。カレル・アブラハム(ドゥカティ)が1分29秒997で総合12番手に続き、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)が1分30秒170で総合13番手、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分30秒426で総合14番手。
ケガの手術のため終盤3戦を欠場することになった中上 貴晶(ホンダ)の代役として参戦することになったヨハン・ザルコ(ホンダ)はRC213V初ライドで、FP1で13番手、FP2で15番手、FP2で記録した1分30秒441で総合15番手で初日を終えた。
ホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は1分30秒706で総合16番手。総合17番手に1分30秒859でポル・エスパルガロ(KTM)が続いたが、ポル・エスパルガロはFP2のセッション終盤に8コーナーで転倒を喫した。
以下、総合18番手に1分30秒865でミカ・カーリョ(KTM)、総合19番手に1分30秒940でハフィス・シャリン(KTM)、総合20番手に1分31秒404でミゲール・オリベイラ(KTM)、総合21番手に1分31秒459でティト・ラバット(ドゥカティ)の順で続いた。
ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)はウエットのFP1で6コーナーで転倒、左足首を強打するなど、負傷。検査の結果、骨折などの大きなダメージはなかったが、FP2には出走しなかった。
FP2のセッション終了直後には、ミシュランが持ち込んだ2020年のプロトタイプのリアタイヤのテストセッションが行なわれた。
ソフト、ミディアム、ハードの3種類が持ち込まれたが、路面温度の関係からほぼ全員がソフトをチョイス。テストは20分間のセッションとして行なわれ、マルケスが1分29秒254のトップタイムを記録。イアンノーネが1分29秒421で2番手、ビニャーレスが1分29秒496で3番手の順となった。FP1で転倒しFP2を欠場したクアルタラーロと、FP2で転倒したポル・エスパルガロは、タイヤテストには参加しなかった。
こんな記事も読まれています