2019-2020EWC(世界耐久選手権)第1戦ボルドール24時間耐久 決勝
2019/09/23
2019-2020EWC(世界耐久選手権)開幕戦ボルドール24時間耐久はフランスのポールリカールで決勝レースを行なった。
現地時間土曜日の午後3時にスタートを切った決勝は、雨となり、開始1時間経過前に1回目のセーフティカーが導入され、その後、強い雷雨に見舞われたため、午後6時にレースが一時中断となった。
各車ピットロードに並んで再開を待ったが、天候の回復が見込めないため、その後、日曜日の午前6時に再スタートが切られることが発表された。
日曜日の午前6時にレースは予定どおり、中団時点の順位順にペースカーの先導の下、再スタートが切られ、その後、コースコンディションは回復していくが、再開後3時間経過したあたりで、トップを走っていたJ.フック/F.フォーレイ/M.ディ・ミオ(F.C.C. TSR Honda France/ホンダCBR1000RR SP2)組のマシンがエンジントラブルでスローダウン。
路面にオイルがもれ、トップを争っていた後続のB.パークス/M.フリッツ/N.カネパ(YART - YAMAHA /ヤマハYZF-R1)組と、J.グアルノーニ/D.チェカ/E.ニゴン(WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE/カワサキZX-10R)がオイル乗って転倒し、マシンが炎上。再びセーフティカーが入る事態となった。
このアクシデントでトップ3チームがリタイアに追い込まれ、これでV.フィリップ/E.マソン/G.ブラック(Suzuki Endurance Racing Team/スズキ)組がトップに浮上。何度も世界耐久王者に輝いているSERTは、その後、安定して周回を重ね、トータル313周を回って、優勝。ボルドール24時間で17回目の勝利を飾った。
1周遅れの2位にG.レア/C.ベルグマン/A.モウリン(Wojcik Racing Team/ヤマハ)組が入賞。ポーランドを拠点とするWojcik Racing Teamは、レース序盤に雨の中、トップに立つなど注目された。
BMW勢同士の争いとなった3番手争いは、M.ジンズ/J.ダ・コスタ/L.ロッシ(Team ERC Endurance/BMW)が約4秒差で表彰台を獲得したが、レース後の再車検で燃料タンク容量違反が発覚。4位でチェッカーを受けたI.ミハルチク/J.パフェ/K.フォーレイ(BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM/BMW)組が3位に繰り上がった。
G.ポンス/大久保 光/J.クレタロ(ITeM17/カワサキZX-10R)組は303周を回って総合18位、EXPクラストップとなった。G.ルブラン/浦本 修充/C.レッヒュ(SUZUKI JEG - KAGAYAMA/スズキGSX-R1000)組は298周を回り、総合24位でチェッカーを受けた。
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