MotoGPミサノオフィシャルテスト1日目
2019/08/30
イタリアのミサノ(ミサノ-ワールドサーキット マルコ・シモンチェリ)でMotoGPクラスのオフィシャルテストが行なわれた。テストは2日間の日程で、初日はドライコンディションの下、現地時間午前9時30分から午後1時までのセッション1、午後2時から6時までのセッション2の2セッションでテストが行なわれた。
初日はセッション1、セッション2共にトップタイムを記録したファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が総合トップ。クアルタラーロはサンマリノGPに向けたマシンセットアップを中心としたメニューに取り組み、セッション1で53周、セッション2で47周を回り、セッション2の23周目に1分32秒996のベストタイムを記録した。
総合2番手に1分33秒019でフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が続き、ペトロナス・ヤマハSRTが初日ワンツー。モルビデリはサンマリノGPに向けたセットアップを進め、セッション1で45周、セッション2で40周を回り、セッション2の最終ラップでベストラップを記録。
総合3番手に1分33秒222でマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは2020年型プロトを含む4台のマシンでさまざまなテストメニューに取り組んでいた。セッション1では32周、セッション2では48周を回り、セッション2でベストラップを記録。
総合4番手に1分33秒247でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、総合5番手に1分33秒296でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とヤマハファクトリーの二人が続いた。ヤマハはブルノテストで初登場した2020年型のプロトタイプの2仕様目が持ち込まれテスト。排気系のスペック変更、カーボンリアスイングアームなどのパーツも投入されビニャーレスはセッション1で49周、セッション2で44周を回った。ロッシはセッション1で27周、セッション2で41周を回り、セッション2の最終ラップでベストラップを記録。
総合6番手に1分33秒588でポル・エスパルガロ(KTM)が続き、ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)はシャーシやエアロダクトのテストに取り組み、1分33秒650で総合7番手に。総合8番手に1分33秒690でヨハン・ザルコ(KTM)が続き、ブルノテストでのケガから復帰したジョアン・ミル(スズキ)が1分33秒763で総合9番手に。中上 貴晶(ホンダ)が1分33秒777で総合10番手に続いた。中上はセッション1で34周、セッション2で41周を回り、セッション2の29周目にベストラップを記録。
ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分33秒802で総合11番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分33秒842で総合12番手に続き、イギリスGPでクアルタラーロに巻き込まれて転倒しアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)はセッション2のみの走行となったが、37周を回り、ラストラップに記録した1分33秒854で総合13番手。初日は予定していたテストメニューには取り組まず、体とマシンの確認を行なった。
フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分33秒945で総合14番手に続き、イギリスGPのウイナー、アレックス・リンス(スズキ)はニューパーツのテストなどにも取り組み、セッション1で34周、セッション2で39周を回り、セッション2の19周目に記録した1分34秒003で総合15番手となった。
ティト・ラバット(ドゥカティ)はセッション2のみの走行で1分34秒242で総合16番手。アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)が1分34秒243で総合17番手。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は1分34秒274で総合18番手。カル・クロッチロウ(ホンダ)が1分34秒411で総合19番手に続き、ハフィス・シャリン(KTM)が1分34秒599で総合20番手。
カレル・アブラハム(ドゥカティ)はセッション1のみの走行で1分34秒696で総合21番手。水曜日にもミサノでプライベートテストを行なったステファン・ブラドル(ホンダ)は1分34秒774で総合22番手。ダニ・ペドロサ(KTM)はセッション2のみの走行で、1分34秒976で総合23番手。イギリスGPでケガから復帰したホルヘ・ロレンソ(ホンダ)は体調が万全ではなく、セッション1のみの走行となり、1分35秒722で総合24番手。ミゲール・オリベイラ(KTM)はイギリスGPの転倒で負った肩の負傷の影響でセッション1で2周したに止まり、その後のテストをキャンセル。1分39秒792で総合25番手となった。
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