全日本RR第4戦筑波 ST600レース2 岡本裕生が逃げ切り今季2勝目
2019/06/23
全日本ロードレース第4戦筑波で、ST600のレース2が行なわれた。ポールポジションからスタートした岡本裕生(51ガレージニトロレーシング)が、後続を引き離して優勝を飾った。
レース2が行なわれた日曜日も曇天。しかし雨粒が落ちてきたのはJ-GP2クラス決勝のみ。ST600クラスレース2はドライコンディションでスタートした。
ホールショットを奪ってレースをリードしたのは岡本裕生(51ガレージニトロレーシング)。3周目には後続を引き離し始める。その背後では長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)と小山知良(日本郵便 HondaDream TP)が激しい2位争いを開始。ここに國峰啄磨(日本郵便 HondaDream TP)も加わり、3台でのバトルに発展。4周目には小山が集団トップに躍り出てグループを引っ張る。
レース折り返しの10周を終了するころには2番手の小山、3番手の長尾、4番手の國峰がそれぞれ単独走行の様相。
レース後半。小山がトップ岡本との差をじりじりと詰め始めた。さらに國峰も長尾との差を詰め始める。
15周目。長尾がダンロップコーナーで転倒。これで國峰が労せずして3番手に浮上し、単独走行に。
最終ラップ。小山は岡本にコンマ6秒まで迫る。しかし届かず。岡本が逃げ切り優勝。小山は2位フィニッシュ。3位に國峰が入り、日本郵便 HondaDream TPが表彰台の2席を占めた。
岡本は「朝のフリー走行時にチームの好意で新品タイヤを入れてもらって、初めてロングランをした。僕もコースも悪いコンディションではなかったから優勝できた」と勝因を語った。小山は「最高の形で終われた。もう少し観客に楽しんでもらうために岡本選手に迫りたかったけれど、長尾選手に引っかかってる間に逃げられてしまった。周回数が30周あったらよかったのに」と語った。國峰は「1周目に一気に順位落とした。落ち着いて順位を上げていったが、その間にトップ3台が離れてしまった。でも、昨日の順位を考えたら、表彰台に戻ってこられてよかった」と悔しさをにじませながらも、安堵した表情を見せた。
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