SBK第7戦リビエラ・ディ・リミニ 2日目 スーパーポール/レース1
2019/06/23
SBK(スーパーバイク世界選手権)第7戦リビエラ・ディ・リミニラウンドは、イタリアのミサノサーキット(ミサノ ワールドサーキット マルコ・シモンチェリ)で2日目のスーパーポールと決勝レース1を行なった。
2日目は午前中のFP3がウエットとなったため、初日総合トップのマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がフリー走行総合トップとなったが、ファン・デル・マークは初日のFP2で転倒負傷し、2日目以降を欠場することになった。ウエットのFP3ではロリス・バズ(ヤマハ)がトップタイムを記録。
レース1のグリッドを決める予選スーパーポールまでには路面コンディションが回復、スーパーポールはドライコンディションで争われ、ジョナサン・レイ(カワサキ)が1分34秒596で今シーズン3回目となるポールポジションを獲得した。
2位に1分34秒596でサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、3位に1分34秒951でトム・サイクス(BMW)が続いた。高橋 裕紀(ホンダ)は1分37秒171で19位、清成 龍一(ホンダ)は1分37秒280で20位から決勝レース1に臨んだ。
ところが、午後の決勝レース1は、再びウエットコンディションになり、グリッドに着いて選手紹介を終え、ウォームアップラップのスタートが切られたところで、コースコンディションの問題で赤旗中断、スタートディレイとなる。約20分の中断の後、レースは当初の予定どおり21周でスタートし、ポールのレイが好スタートでリードし、アレックス・ロウズ(ヤマハ)が2番手に続く。
2周目の1コーナー進入でロウズがレイを交わしてトップに立つが、3周目に差し掛かかったところで、雨脚が強まり、再び赤旗が掲示されてレースは中断となる。約30分間の中断の後、残り18周でレースは再スタートとなった。
リスタートレースでも、2番グリッドのレイが好スタートを決め、ポールポジション位置からスタートしたロウズが2番手で続く。二人は2周目には3番手以下にリードを取ってトップ争いを展開。6周目までレイがトップをキープするが、7周目の8コーナーでロウズがレイを交わしてトップに浮上する。ロウズは8周目にはレイとの差を約1秒に広げ、単独トップ体制に持ち込んだが、続く9周目の12コーナーで転倒を喫しリタイアに。これでレイが単独トップに立つ。
この時点で2番手以下に約5秒のリードを取っていたレイは、そのままトップで周回を重ねてチェッカーを受け、今シーズン2勝目を挙げた。
序盤から3番手を走行、ロウズがリタイアした後、単独2番手で周回を重ねたサイクスが2位でチェッカーを受け、今シーズン初、BMWで初の表彰台を獲得した。3位にアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が入賞。バウティスタは12周目に3番手争いを展開していたレオン・ハスラム(カワサキ)が転倒リタイアに終わり、3番手に浮上。そのまま3位でゴールした。
チャンピオンシップ争いでは優勝したランキング2位のレイが、ポイントリーダーのバウティスタとの差を41ポイント差から32ポイント差に縮めた。
4位にバズが入賞し、SBK復帰2戦目でベストリザルトを獲得。5位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、6位にマルコ・メランドリ(ヤマハ)が続き、終盤7人のライダーによる接戦となった7番手争いを、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)がリードしていたものの、最終ラップに転倒リタイアに終わり、コルテセが7位、高橋 裕紀(ホンダ)が僅差の8位に入賞した。9位にロレンツォ・ザネッティ(ドゥカティ)、10位にレアンドロ・メルカド(カワサキ)が入賞。清成 龍一(ホンダ)は14位に入賞した。
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