全日本RR第4戦筑波 ST600レース1長尾健吾が今季初優勝
2019/06/22
全日本ロードレース選手権第4戦筑波でST600のレース1が行なわれ、長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)が今季初優勝を遂げた。
ST600のレース1が始まるころには雨が上がり、上空が少し明るくなってきた。しかし路面は完全なウエットコンディション。
好スタートを切ったのは岡本裕生(51ガレージニトロレーシング)。すぐにトップ独走状態を築くかと思われたが、長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)が食らいついて一騎打ちを挑む。後方では奥田教介(Team MF & Kawasaki)、小山知良(日本郵便 HondaDream TP)、南本宗一郎(AKENOSPEED・YAMAHA)が表彰台争いを開始。奥田、小山はトップ2台との差を詰めて、4台での争いに持ち込む。
11周目の1コーナーで長尾がトップ奪取。翌周の1コーナーでは奥田が岡本を捕らえて2番手浮上。岡本は3番手にポジションダウン。
レース終盤。長尾は奥田を引き離して優勝。「素直にほしかった優勝だからうれしい。乾き出す状況の中で難しかった。余裕があった訳ではないけれど、前に出られるところで出た。ホイールスピンをさせないようにぎりぎり濡れているところを走った」とコメント。奥田は2番手単独でチェッカーを受け「乾きはじめの路面状況は苦手意識があったけれど、最後まで走り切れて表彰台に乗れてよかった」と笑顔。表彰台争いは小山に軍配が挙がり、「最終ラップの岡本選手とのバトルは楽しめた」と語った。
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