全日本RR第4戦筑波 ST600は國峰啄磨と岡本裕生がポールポジション
2019/06/22
全日本ロードレース第4戦筑波でST600クラスの予選が行なわれ、國峰啄磨(日本郵便 HondaDream TP)がレース1、岡本裕生(51ガレージニトロレーシング)がレース2のポールポジションをそれぞれ獲得した。
ST600クラスは41台のエントリーを集め、二組に分かれての予選となった。上空の雲は再び厚みを増していた。
A組でまずトップに立ったのは荒川晃大(MOTO BUM HONDA)。2周目に58秒596をマークする。しかしすぐに國峰啄磨(日本郵便 HondaDream TP)が57秒892をたたき出す。ディフェンディングチャンピオン岡本裕生(51ガレージニトロレーシング)も58秒146とタイムを詰めて2番手浮上。
この激しいバトルの中でセッション中盤には名越公助(TEAM PLUSONE with TARO)が1コーナーで転倒。赤旗中断となってしまう。
セッション再開後は國峰の出した57秒892を上回る者は出ず、そのまま國峰が暫定ポールポジションを獲得。
B組はセッション開始早々からタイムアタックバトルが熾烈だった。まずは長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)が58秒828をマークすると、すぐに奥田教介(Team MF & Kawasaki)が58秒592を出す。翌周の長尾58秒021に対して奥田は58秒197。ここに小山知良(日本郵便 HondaDream TP)が58秒068と割って入る。
セッション中盤。雨粒が落ちてきた。これで全車がピットイン。すぐに雨は上がり、セッション終盤にコースインした者もいたが、タイム更新には至らず。
結局、B組で57秒台をマークする者はなく、A組で57秒台を出した國峰がレース1のポールポジションを獲得。セカンドタイムのタイムで岡本がレース2のポールポジションとなった。
國峰は「コースレコードを意識していたけれど、レースウイークに入ったらほど遠かった。目標の57秒台がクリアできたのはよかった。レースはいつものように集団での接戦になるだろうが、落ち着いて戦いたい」とコメント。
レース2のポールポジション獲得の岡本は「ここは地方選のころから苦手意識あるサーキット。今回は一発タイムが出ずに苦労しているが、アベレージタイムは悪くない。レースは逃げたい気持ちがあるけれど、集団になって難しいレースになるだろう。その中でひっぱって最後にスパートかけたい」と述べた。
こんな記事も読まれています