全日本RR第4戦筑波 J-GP2はGPを経験した名越哲平が2レースでポールポジション

2019/06/22

「決勝は集団になってもアドバンテージがある」と語った名越哲平

　筑波サーキットで開催されている全日本ロードレース選手権第4戦、 J-GP2クラスは名越哲平（MuSASHi RT HARC-PRO.）が2レース共にポールポジションを獲得した。

　朝から熱い雲に覆われていた筑波サーキット。J-GP2クラス予選は、雲の切れ間からたまに日が差すことも。

　真っ先に57秒台をたたき出したのは榎戸育寛（SDG Mistresa RT HARC-PRO）。小谷咲斗（TEAM PLUSONE with TARO）が57秒642と迫る。

　セッション中盤には代役参戦ライダーとして世界グランプリを初体験したばかりの名越哲平（MuSASHi RT HARC-PRO.）が立て続けにアタック。57秒246、57秒188とタイムを詰める。
　セッション終盤。57秒335と2番手に浮上した岩崎哲朗（OGURA CLUTCH with RIDE IN）が転倒。そしてチェッカー。名越のポールポジションが確定。セカンドタイムでもトップタイムの名越が2レース共にポールポジションとなった。

　名越は「目標の56秒台に入れられなかったけれど、フィーリングはいい。決勝に向けてはいい予選になった。世界戦でたくさん勉強したし、たくさん得ることがあった」とコメント。午後のレース１に向けては「逃げられるなら独走したいけれど、集団になってもアドバンテージがあるから冷静に運び、最後はトップでゴールしたい」と語った。