MotoGP第5戦フランスGP Moto2決勝

2019/05/20

　MotoGP第5戦フランスGP、Moto2クラスは、フランスのル・マン（ブガッティサーキット）で決勝レースを行ない、アレックス・マルケス（カレックス）が優勝した。

　Moto2クラスも朝のウオームアップはウエットコンディションで行なわれ、決勝は湿度79％、気温15度、路面温度17度のドライコンディションで争われた。

　好スタートを切ったのは2番グリッドからスタートしたトーマス・ルティ（カレックス）。マルケスが2番手に続き、ルティは3周目までトップをキープした。

　4周目にマルケスはルティを交わしてトップに浮上。チームメイトのチャビ・ビエルヘ（カレックス）が2番手に続く。トップ集団はマルケス、ビエルヘ、ルティ、ホルヘ・ナバーロ（スピードアップ）、シモーネ・コルシ（カレックス）、ブラッド・ビンダー（KTM）の6人のバトルとなる。

　この中からコルシがポジションを上げ、7周目に2番手に浮上。中盤に差し掛かると、マルケスとコルシが抜け出しトップ争いを展開する。しかし、コルシは10周目の最終コーナーで転倒リタイア。これでナバーロが2番手に浮上するが、マルケスとの差はこの時点で1秒以上に開いており、その差は広がっていく。

　中盤を過ぎると、ナバーロに追い上げてきたアウグスト・フェルナンデス（カレックス）が追いつき2番手争いを展開。二人が競り合いを繰り広げる間にマルケスのリードは2秒以上に広がり、そのままマルケスが今シーズン初優勝を達成した。マルケスの勝利は2017年の日本GP以来、Moto2クラスでは通算4勝目となった。

　2番手争いはナバーロとフェルナンデスがポジションを入れ替えながら接戦を展開。最後はナバーロが逃げ切って2位に入賞。3戦連続となる表彰台を獲得した。フェルナンデスも3位に入賞し、2戦連続の表彰台獲得。

　4位にビンダー、5位にビエルヘが入賞。ルティはトップ争いから遅れた後、ポジションを落とし、6位でゴール。エネア・バスティアニーニ（カレックス）が7位、マーセル・シュローター（カレックス）が8位、イケル・レクオナ（KTM）が9位、ニッコロ・ブレーガ（カレックス）が10位に入賞した。

　長島哲太（カレックス）は31番グリッドからスタート。1周目を21番手で終えると、3周目には入賞圏内の15番手に進出。中盤の14周目には11番手に浮上し、そのまま11位に入賞した。

　チャンピオンシップリーダーのロレンツォ・バルダッサーリ（カレックス）は2周目に転倒しリタイア。直後につけていたマッティア・パシーニ（カレックス）がこの転倒に巻き込まれリタイアとなった。チャンピオンシップランキングではバルダッサーリがランキングトップをキープしている。