MotoGP第5戦フランスGP MotoGP 2日目予選
2019/05/19
MotoGP第5戦フランスGP、MotoGPクラスは、フランスのル・マン(ブガッティサーキット)で2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が1分40秒952でポールポジションを獲得した。
2日目午前に行なわれたFP3はウエットとなり、FP2トップのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が、3回のフリー走行総合トップでQ2に進出した。予選前のFP4はウエットコンディションで行なわれ、マルケスがトップタイムを記録した。
フリー走行総合15番手以下のライダーによるQ1はウエット-ドライの微妙な路面コンディションの中行なわれたが、前後スリックタイヤをチョイスしたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップタイムを記録。フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が2番手に続き、Q2に進出した。
Q2はQ1の上位2名を加えた計12名のライダーによって、気温度、路面温度度のコンディションで争われた。気温15度、路面温度17度のウエットコンディションで争われた。
マルケスは開始4分すぎに1分40秒952のファステストラップを記録してトップに浮上するが、その後、6コーナーで転倒を喫してしまう。Q2はセッション序盤のほうが路面コンディションがよかったようで、マルケスのタイムを上回る者はおらず、今シーズン3回目のポールポジションを獲得。最高峰クラスでの通算ポールポジション獲得数を55回とし、ロッシの記録に並んだ。
「とても難しい1日で、とにかく集中しなければならなかった。Q2の最初のアタックはコース上の水も少なかったのでよかったが、その後、転倒してしまった。まだ改善の余地があると思うが、明日はフランスのファンの前でいいレースができると思う」とマルケス。
2番手に1分41秒312でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)。ペトルッチもセッション序盤にリーダーボードのトップに立ち、直後にマルケスに交わされてしまったが、序盤から2番手をキープ。今シーズン初フロントロウを獲得した。
「フロントロウを獲得できて本当にハッピー。コース状況はとても難しかった。ウエットではなかったが、ドライでもなかった。すぐにミディアムコンパウンドのタイヤでプッシュした。ドゥカティのファクトリーチームに入って初めていい予選となった。明日もいいレースができると思う」とペトルッチ。
ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分41秒366で3番手。ミラーも序盤にファステストを記録してトップに立ったが、ペトルッチ、マルケスに交わされた。終盤には3コーナーで転倒を喫したものの、ポジションは変わらず、今シーズン初フロントロウを獲得。
「とても難しいセッションだった。最初のアタックはコンディションはよかったが、バックストレート後のシケインで少しミスをした。最後にアタックしたが、転倒してしまった。明日、何ができるか様子を見よう」とミラー。
4番手に1分41秒552でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、Q1トップでQ2に進んだロッシは、Q2でもスリックをチョイスしてコースインしたが、すぐにレインに履き替え、1分41秒655で5番手に。Q2で2番手につけたモルビデリが1分41秒681で6番手に続いた。
中上 貴晶(ホンダ)は計測3周目に1分42秒059を記録して今シーズンベストグリッドとなる7番手となったが、終盤のアタックラップ中に4コーナーで転倒を喫してしまった。8番手に1分42秒067でホルヘ・ロレンソ(ホンダ)、9番手に1分42秒450でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が続き、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)はスリックでコースイン、すぐにレインに履き替え、1分42秒509で10番手。フリー走行総合トップでQ2に進出したビニャーレスも、スリックでコースイン、レインに履き替え、1分42秒555で11番手に終わった。ポル・エスパルガロ(KTM)はQ2で5周を回ったものの、一度もフルラップを走らずノータイムで12番手。ここまでの上位12名がQ2のタイムで順位を決定。
フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分39秒982で13番手、ヨハン・ザルコ(KTM)が1分40秒029で14番手、カル・クロッチロウ(ホンダ)が1分40秒114で15番手。
以下、16番手に1分40秒385でミゲール・オリベイラ(KTM)、17番手に1分40秒482でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、18番手に1分40秒606でジョアン・ミル(スズキ)、19番手に1分40秒706でアレックス・リンス(スズキ)、20番手に1分41秒351でティト・ラバット(ドゥカティ)、21番手に1分41秒717でハフィス・シャリン(KTM)、22番手に1分41秒786でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)の順となった。
こんな記事も読まれています