MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラスプレビュー
2019/03/08
Moto3クラスは昨年の上位ランカー4名がMoto2クラスにステップアップ。昨年ランキング4位を獲得したロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)が前年度の最上位ランカーとして新シーズンに臨む。
Moto3クラスも2月にはヘレスとロサイルでオフィシャルテストを実施。ヘレステストではジャウマ・マシア(KTM)が、ロサイルテストではロマーノ・フェナティ(ホンダ)が総合トップタイムを記録した。
ただし、マシアはヘレステストでベストラップを記録した直後に転倒、左足の指を骨折したため、ロサイルテストを欠場。開幕戦への出場もケガの回復次第となる。昨年はランキング13位でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したマシア。レギュラー参戦デビュー戦のカタールGPでは12位に入賞している。
いっぽう、昨年はMoto2クラスに参戦、サンマリノGPで他のライダーのブレーキレバーを意図的に作動させる危険行為により、シートを失うことになったフェナティだが、Moto3クラスでの復帰を果たした。フェナティはヘレステストでは総合2番手、ロサイルテストで総合トップと、順調に調整を進めている。カタールでは2012年Moto3クラスのデビュー戦で2位表彰台を獲得した経験を持つ。
フェナティのチームメイト、トニー・アルボリーノ(ホンダ)がヘレステストで総合4番手、ロサイルテストで総合2番手と好調。アルボリーノは、昨年はランキング18位だが、ポールポジションを2回獲得。レギュラー参戦3年目のシーズンの活躍に期待がかかる。
ダラ・ポルタはヘレステストで総合3番手、ロサイルテストで総合4番手につけるなど好調。昨年のカタールGPではグランプリ初表彰台となる3位に入賞した経験を持つ。
昨年はランキング6位を獲得したアロン・カネト(KTM)は、チームを移籍し、ホンダからKTMにマシンをスイッチ。ヘレステストで総合6番手、ロサイルテストで総合3番手と、マシンの乗り換えは順調な様子。昨年のカタールGPでは2位に入賞している。
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