MotoGP第1戦カタールGP プレビュー
2019/03/07
開幕戦の舞台となるロサイルインターナショナルサーキットは、カタールの首都ドーハの郊外にある。ロサイルは2004年に建設されたサーキットで、2004年から世界GP開催コースとなり、2008年以降はナイトレースとして開催されている。コース全長は5.380kmで、1068mと長いメインストレートを持ち、左コーナー6、右コーナー10の中高速レイアウトで、マシンのハンドリングやタイヤの耐久性が重要になるコース。ブレーキングの要求レベルは中程度。
周囲を砂漠に囲まれているため、風に飛ばされた砂がコース上に飛散することで、路面が滑りやすいことも多く、特に走り始めはグリップに悩まされることが多い。中東の砂漠地帯にあるため、年間の降水量は少ない地域だが、2009年にはMotoGPクラスの決勝が雨で一日順延された。2017年にもMotoGPクラスの決勝スタート直前に雨が降り、スタートディレイとなったものの、周回数を短縮してレースが実施されたことがある。このため、2018年のオフィシャルテストでは、コースに人工的に水をまき、ナイトセッションでのウエット走行のテストを行なったが、昨年はドライでレースが行なわれた。ただし、昨年の10月に開催されたSBK(スーパーバイク世界選手権)最終戦のカタールラウンドでは雨が降り、SBKのレース2がキャンセルされるという事態が起こった。今週末の天気予報では、天気が崩れる心配はない模様。
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