MotoGP第19戦(最終戦)バレンシアGP Moto2決勝
2018/11/19
MotoGP第19戦(最終戦)バレンシアGP、Moto2クラスは、スペインのリカルド・トルモサーキットで決勝レースを行ない、ミゲール・オリベイラ(KTM)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温14度、路面温度14度のウエットコンディションで争われた。
好スタートを切ったのはチャビ・ビエルヘ(カレックス)。フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)が2番手で続くが、2コーナーでトップ集団の中で多重クラッシュが発生。ポールポジションからスタートしたルカ・マリーニ(カレックス)が転倒し、ロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)を巻き込んでしまう。さらにホアン・ミル(カレックス)も目の前で起こったアクシデントに反応しクラッシュ。ビエルヘは影響を受けなかったが、バニャーヤは接触され、転倒こそ免れたものの、1周目に21番手まで後退を余儀なくされる。
2周目にオリベイラがビエルヘをかわしてトップに浮上。アレックス・マルケス(カレックス)がこれに続き、オリベイラとマルケスが後続にリードを取りながらトップ争いを展開。6周目の1コーナーでマルケスがトップに浮上する。
マルケスはファステストラップを更新してオリベイラとの差を広げ、1秒以上のリードを取ると単独トップを独走する。2番手争いはオリベイラ、ビエルヘ、イケル・レクオナ(KTM)の3人よるバトルとなるが、中盤の12周目の8コーナーでビエルヘが転倒し脱落、レクオナが3番手に浮上する。
オリベイラとの差を周回ごとに広げ独走していたトップのマルケスだったが、中盤の15周目の14コーナーで転倒。それまでのリードがあったことから3番手で復帰する。
これでオリベイラが2番手のレクオナに8秒前後のリードを取り独走。今シーズン3勝目を記録した。レクオナがグランプリ初表彰台となる2位に入賞、マルケスはレクオナから約9秒遅れの3位表彰台を獲得した。
4位にマッティア・パシーニ(カレックス)が入賞。終盤にレミー・ガードナー(テック3)とファビオ・クアルタラーロ(スピードアップ)が5番手争いを展開。ガードナーがグランプリベストフィニッシュとなる5位に入賞。クアルタラーロが6位に続いた。
7位にマーセル・シュローター(カレックス)、8位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、9位にアンドレア・ロカテッリ(カレックス)、10位にシモーネ・コルシ(カレックス)が入賞。長島 哲太(カレックス)は12位に入賞。今シーズン9回ポイントを獲得し、ランキング20位を獲得。バニャーヤは追い上げて14位に入賞した。
2010年からスタートしたMoto2クラスだが、今レースはホンダエンジンのラストレースとなった。来年からはトライアンフがオフィシャルエンジンサプライヤーとして、ワンメイクエンジンを供給する。
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