MotoGP第19戦(最終戦)バレンシアGP Moto3決勝
2018/11/19
MotoGP第19戦(最終戦)バレンシアGP、Moto3クラスは、スペインのリカルド・トルモサーキットで決勝レースを行ない、ジャン・オンジュ(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温14度、路面温度14度のウエットコンディションで争われた。
ポールポジションからスタートしたトニー・アルボリーノ(ホンダ)がレースをリード。2番手にマルコ・ベゼッチ(KTM)が続き、オンジュは3番手で続く。序盤からアルボリーノとベゼッチが後続を引き離してトップ争いを展開するが、4周目の4コーナーでベゼッチが転倒、アルボリーニが単独トップに立ち、オンジュが2秒半ほど遅れて2番手で続く。
アルボリーノはファステストラップを更新して単独トップで周回を重ねていくが、レース中盤の12周目の4コーナーで転倒。これでオンジュが単独トップとなる。
トップに立ったオンジュは2番手以下に5秒以上のリードを取り、約1秒速いペースで周回を重ね、16周目の段階で8秒以上のリードを取り独走。最終ラップの6コーナーで大きくスライドしてあわや転倒かというシーンもあったものの、グランプリ初レースで初優勝を飾った。
デビュー戦での優勝は1991年日本グランプリ125ccクラスの上田昇以来。15歳115日での優勝と、グランプリ最年少優勝記録を更新するなど、記録づくしの勝利となった。今回はワイルドカード参戦のオンジュだが、来年からはMoto3クラスにレギュラー参戦する。また、アジア・タレントカップ出身ライダーとしても、グランプリ初優勝となった。
2番手争いはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)、ホルヘ・マルティン(ホンダ)、ジョン・マクフィー(KTM)の3人のバトルとなり、16周目にジャンアントニオが降られた間にマルティンが2番手に浮上、18周目にマクフィーもジャンアントニオを交わして3番手に浮上。マルティンはオンジュを追ったが、その差は縮まらず、2位に入賞。マクフィーが3位に続いた。
ジャンアントニオは4位でゴール。ベゼッチがノーポイントに終わったためランキング2位を獲得した。5位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、6位にジャウマ・マシア(KTM)、7位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、8位にナカリン・アティラプバパト(ホンダ)、9位にマルコス・ラミレス(KTM)、10位にセレスティーノ・ビエッティ(KTM)が入賞。
佐々木 歩夢(ホンダ)は11位入賞。真崎 一輝(KTM)は最後まで入賞圏内を争ったが惜しくも16位。ベゼッチは2度転倒し、20位でゴールとなった。 ベゼッチは20位。鳥羽 海渡(ホンダ)は15番手走行中の5周目の10コーナーで転倒、、鈴木 竜生(ホンダ)は1周目の4コーナーで転倒リタイアに終わった。
日本勢の年間ランキングは鈴木が14位、佐々木が20位、鳥羽が22位、真崎が31位となった。
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