全日本RR第9戦鈴鹿 ST600決勝

2018/11/04

　全日本RR最終戦ST600クラスは佐野優人（BATTLE FACTORY）が優勝した。

　朝から雨に見舞われた最終戦。ST600決勝がスタートすることには少し雨脚が弱まったものの、雨は降り続いていた。ウエット宣言が出され、周回数も12周から10周に減算された。

　好スタートを切ってホールショットを奪ったのはポールシッターでポイントリーダーの小山知良（日本郵便　HondaDream）。しかしオープニングラップから激しいトップ争いが展開され、オープニングラップを先頭で戻ってきたのは佐野。南本宗一郎（AKENO SPEED・YAMAHA）、岡本裕生（51ガレージチームイワキ）と続き、小山は4番手に後退。佐野、南本、國峰啄磨（日本郵便　HondaDream）が次々にトップ浮上。

　レース中盤。佐野、國峰、岡本、小山の4台が集団から抜けた。そして5周目に岡本がトップ浮上。

　6周目に小山と國峰が接触。小山はコースアウト。すぐにレース復帰したもののポジションは12番手まで大きく後退。

　これでトップ争いは岡本と佐野の2台に絞られた。2台は最後まで熾烈なバトルを展開。最終ラップには佐野勝人（TEAM VITALSPIRIT）、長尾健吾（善光会TEAMけんけん＋BEE）の2台が加わり4台での争いに。これを佐野優人が制し、全日本初優勝。岡本は2位フィニッシュで逆転チャンピオンを獲得。3位に佐野勝人が入り、兄弟で表彰台を飾った。