SBK第13戦(最終戦)ロサイル 決勝レース1
2018/10/27
SBK(スーパーバイク世界選手権)第13戦(最終戦)ロサイルラウンドは、カタールのロサイルインターナショナルサーキットで決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
ポールポジションスタートのトム・サイクス(カワサキ)がスタートでフロントをやや上げてしまう間に、2番グリッドのレイが1コーナーまでにトップに浮上。1周目のコントロールラインをトップで通過すると、2周目には1分57秒284とファステストラップを記録してリードを広げる。
レイは3周目にはサイクスに約1秒のリードを取ると、その後も少しずつリードを広げて行き、レース中盤の10周目には1秒6、13周目には約2秒と独走。一度もポジションを譲ることなくトップでチェッカーを受け、今シーズン17勝目を記録した。
サイクスも単独2番手をキープしたまま17周のレースを走り切り2位入賞、カワサキがワンツーフィニッシュを飾った。
3番手争いは序盤から終盤までユージン・ラバティ(アプリリア)とアレックス・ロウズ(ヤマハ)が接戦を展開。途中何度か順位を入れ替えるも、最終ラップにトップで入ったのはラバティ。しかし、ロウズが最終ラップに勝負をしかけ、ラバティも応戦するも、12コーナー進入でロウズがトップに立つと、最終コーナーでラバティが挙動を乱したこともあり、ロウズがそのまま3位表彰台を獲得。ラバティは4位となった。
5番手争いもチャビ・フォレズ(ドゥカティ)とマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が中盤以降、最終ラップまで接戦を展開していたが、リードしていたフォレズが最終ラップのセクター1で後退。メランドリが単独5位でチェッカーを受けた。
6番手争いも終盤接戦となり、リードしていたチャズ・デイビス(ドゥカティ)がロリス・バズ(BMW)とマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)に残り2周で追いつかれ、16周目にバズとファン・デル・マークがデイビスを交わし、バズが6位、ファン・デル・マークが7位に入賞。
デイビスは二人から遅れ、最終ラップにはジェイク・ガニエ(ホンダ)とトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)の接近を許したものの、8位を守り切ってゴール。僅差の9位にガニエ、10位にラズガットリオグルが入賞した。
11位にロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)、は12位にレアンドロ・メルカド(カワサキ)、は13位にチャビ・フォレズ(ドゥカティ)、は14位にロマン・ラモス(カワサキ)、は15位にガブリエル・ルイユ(カワサキ)の順で入賞。
レオン・キャミア(ホンダ)は8周目、13番手走行中の12コーナーで転倒リタイア。マキシミリアン・シェイブ(MVアグスタ)は8周を終えて、ピットに戻ってリタイア。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、ルーカス・マヒアス(ヤマハ)が2分00秒461でポールポジションを獲得した。2番手に2分00秒610でサンドロ・コルテセ(ヤマハ)、3番手に2分01秒035でジュール・クルゼール(ヤマハ)。WSSはチャンピオン争いが最終戦決戦となり、コルテセが188ポイントでポイントリーダー、5ポイント差のランキング2位にクルゼールが続き、二人がタイトルを争う。
また、ランキング3位のマヒアスは、ポルトガルラウンドで最終ラップにトップを走りながら、マシントラブルでストップ。このとき、他のライダーの転倒でレースは赤旗終了となり、マヒアスはリタイア扱いとなっていたが、最終戦を前にマヒアスの優勝が認められ、クルゼールと23ポイント差となり、ランキング2位となる可能性を残している。
大久保 光(カワサキ)はSP1で4番手となり、2分02秒904で14番手から決勝に臨む。
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