ジャンアントニオがグランプリ初優勝
MotoGP第10戦チェコGP、Moto3クラスは、チェコのブルノサーキットで決勝レースを行ない、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温30度、路面温度42度のドライコンディションで争われた。スタートから終盤まで20人前後のライダーがトップ集団を形成する接戦が繰り広げられた。ジャンアントニオは終始トップ争いをリードした。
最終ラップの段階で8番手と9番手の間にコンマ7秒前後の差が開き、最終的に8人のトップ争いとなった。最終ラップの1コーナーにトップで進入したのはヤコブ・コンフェイル(KTM)だったが、ジャンアントニオが3コーナーでコンフェイルを交わしてトップに浮上、そのまま逃げ切り、グランプリ初優勝を達成した。
2位にアロン・カネト(ホンダ)、3位にコンフェイルが入賞。カネトは今季3度目の2位入賞、コンフェイルはホームレースで表彰台に立った。
4位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、5位にガブリエル・ロドリゴ(KTM)、6位にマルコ・ベゼッチ(KTM)、7位にフィリップ・エッテル(KTM)が入賞。トップから7位のエッテルまで1秒差という僅差だった。
8位争いをアルベルト・アレナス(KTM)が制し、9位にロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)、10位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が入賞。
真崎 一輝(KTM)は12位に入賞し、2戦連続でポイントを獲得。鈴木 竜生(ホンダ)は13位が続いた。佐々木 歩夢(ホンダ)は22位でゴール。鳥羽 海渡(ホンダ)は3周目に激しく転倒し、リタイアに終わった。
チャンピオンシップランキングでは、ホルヘ・マルティン(ホンダ)が負傷欠場したため、ベゼッチがランキングトップに浮上。マルティンは3ポイント差のランキング2位に後退した。