オリベイラが優勝でランクトップに浮上
MotoGP第10戦チェコGP、Moto2クラスは、チェコのブルノサーキットで決勝レースを行ない、ミゲール・オリベイラ(KTM)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温28度、路面温度39度のドライコンディションで争われた。ポールポジションからスタートしたルカ・マリーニ(カレックス)のリードでレースは始まるが、序盤はアレックス・マルケス(カレックス)、フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)がポジションを入れ替えながらトップ争いを展開。これにオリベイラが加わり、マリーニと激しいポジション争いを展開する。トップ争いの中からマルケスが9周目の14コーナーで転倒を喫しリタイアとなる。
トップ争いは中盤には9人のライダーによる争いとなり、バニャーヤがレースをリードするが、追い上げてきたロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)が加わり、13周目にはトップに浮上。バルダッサーリは15周目までレースをリードするが、16周目の3コーナーでオリベイラがトップに立つ。この時点でトップ争いは、オリベイラ、バルダッサーリ、マリーニ、バニャーヤの4人に絞り込まれ、レース終盤にはオリベイラとマリーニが接戦を繰り広げる。
最終ラップに何度かポジションを入れ替えた二人だったが、オリベイラがコンマ070秒の僅差で逃げ切り、今シーズン2勝目を記録。マリーニは惜しくも初優勝を逃したが、ドイツGPから2戦連続となる表彰台を獲得、グランプリベストリザルトとなる2位に入賞した。チャンピオンシップリーダーのバニャーヤが3位に終わったことにより、オリベイラがランキングトップに浮上、ただし、二人の差は2ポイント。
バルダッサーリは4位でゴール。5位にチャビ・ビエルヘ(カレックス)、6位にブラッド・ビンダー(KTM)、7位にマーセル・シュローター(カレックス)、8位にホルヘ・ナバーロ(カレックス)、9位にサム・ロウズ(KTM)、10位にマッティア・パシーニ(カレックス)が入賞。長島 哲太(カレックス)は周回ごとにポジションを上げ、終盤には3人による14番手争いに加わり、16位でゴールした。