SBK第8戦リビエラ・ディ・リミニ 決勝レース2
2018/07/09
SBK(スーパーバイク世界選手権)第8戦リビエラ・ディ・リミニラウンドは、イタリアのリミニにあるミサノ ワールド サーキット マルコ・シモンチェリで決勝レース2を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
レース2は気温29度、路面温度45度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのは3番グリッドからスタートしたチャビ・フォレズ(ドゥカティ)。フォレスは序盤をリードするが、3周目にマシントラブルに見舞われ10コーナーでストップ、リタイアに終わる。
これで1番グリッドからスタートしたマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がトップに浮上。トム・サイクス(カワサキ)、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)が続き、レース1で優勝したレイは9番グリッドからスタートし、序盤の内にトップ集団の背後に迫る。メランドリが4周目に2番手に浮上し、レイも6周目にサイクスを交わして3番手に上がり、トップ争いはファン・デル・マーク、メランドリ、レイのバトルとなる。
レイは8周目にメランドリを交わして2番手に浮上するが、すぐにメランドリが抜き返し、この二人による激しい2番手争いが展開された。二人がバトルを繰り広げたことで、ファン・デル・マークは2番手以下との差を広げることに成功。中盤の9周目の時点で約1秒半のリードを取った。
9周目にメランドリとのバトルを制して2番手に浮上したレイはすぐにトップのファン・デル・マークを追い、13周目には背後に迫る。しかし、レイはすぐに勝負をしかけることはせず、ファン・デル・マークの背後で様子をうかがう。メランドリは3番手に後退した後、レイに一旦は差を広げられたものの、レイがファン・デル・マークの背後に止まったことでその差を縮め、終盤にはトップ争いはの集団は再び3人となる。
しかし、レイは残り3周となった19周目の2コーナーでファン・デル・マークとのサイドバイサイドとのバトルに競り勝ちトップに浮上。そこからわずかにリードを広げ、そのままトップでチェッカー。今シーズン10勝目、前戦アメリカラウンドに続くシーズン3回目のダブルウインを達成し、リビエラ・ディ・リミニラウンドを完全制覇した。
ファン・デル・マークは僅差の2位入賞。メランドリも僅差の3位に続き、表彰台を獲得した。
4位にチャズ・デイビス(ドゥカティ)、5位にサイクス(カワサキ)が入賞。アレックス・ロウズ(ヤマハ)が6位に入賞し、僅差の7位にロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が続いた。8位にユージン・ラバティ(アプリリア)、9位にロリス・バズ(BMW)、10位にレオン・キャミア(ホンダ)が入賞。
マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が11位、トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)が12位、ニッコロ・カネパ(ヤマハ)が13位、ジェイク・ガニエ(ホンダ)が14位、ロマン・ラモス(カワサキ)が15位に入賞した。
ヨニー・エルナンデス(カワサキ)は16位、レアンドロ・メルカド(カワサキ)は17位、パトリック・ヤコブセン(ホンダ)は18位、で完走。アレッサンドロ・アンドレオッチ(ヤマハ)はピットに入ってリタイア。ジョルディ・トーレス(MVアグスタ)は、3周目にマシントラブルでストップ、リタイアに終わった。
このレースでSBKはシーズン前半戦を終了。サマーブレイクに入る。ポイントランキングではレイが370ポイントでトップ、92ポイント差のランキング2位にデイビス、レイから122ポイント差のランキング3位にファン・デル・マークの順となった。
後半戦のスタートは9月14日~16日のポルトガルラウンドから。残り4戦8レースでの戦いとなる。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、フェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が優勝。2位にラファエル・デ・ローサ(MVアグスタ)、3位にサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が入賞した。大久保 光(カワサキ)は9番グリッドから好スタートを決め、1周目に5番手に浮上したが、その後、後退。最後まで8番手争いの接戦を繰り広げ、今シーズンベストリザルトとなる9位に入賞した。
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