SBK第8戦アメリカ 決勝レース1
2018/06/24
SBK(スーパーバイク世界選手権)第8戦アメリカラウンドは、アメリカのラグナ・セカ(ウェザーテック・ラグナ・セカ レースウェイ)で決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
レース1は気温28度、路面温度48度のドライコンディションで争われた。ポールスタートのチャズ・デイビス(ドゥカティ)がレースをリード、レイが2番手で続く。二人は2周目を終えた時点で3番手のトム・サイクス(カワサキ)に約1秒のリードを築き、トップ争いを展開。デイビスは6周目までレースをリードするが、7周目のコークスクリュー進入で振られてラインを外し、その間にレイがトップに浮上する。
ここからレイがレースをリード、デイビスが僅差で追う展開が続いていくが、終盤に入ると、その差が少しずつ開き、25周のレースの17周目にはその差が約1秒に広がる。デイビスはなんとかレイの背後に止まろうとしたものの、その差を縮めることはできず、最終的にレイが2秒978差をつけてトップでチェッカーを受け、今シーズン7勝目を記録、デイビスが2位に入賞した。
3番手争いは序盤こそサイクスがリードしたものの、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、ユージン・ラバティ(アプリリア)が相次いでサイクスを交わし、ロウズが中盤には単独3番手をキープ、そのまま3位でチェッカーを受けた。
単独4位にラバティが入賞。サイクスはレース終盤にはマルコ・メランドリ(ドゥカティ)とチャビ・フォレズ(ドゥカティ)にも相次いで交わされて後退。メランドリとフォレズが終盤に5番手を争ったが、21周目にメランドリが5番手に浮上し、そのまま5位でチェッカーを受け、フォレが6位に入賞。
サイクスは終盤、さらにマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)の追撃を受けたものの、なんとか抑えきって7位でゴール。僅差の8位にファン・デル・マークが続いた。
ジョルディ・トーレス(MVアグスタ)が9位に、ジェイク・ガニエ(ホンダ)が10位に入賞。ヨニー・エルナンデス(カワサキ)が11位に、ロマン・ラモス(カワサキ)が12位に、カレル・ハニカ(ヤマハ)が13位に入賞した。
ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は4番手走行中の2周目の最終コーナーで転倒、再スタート後、8コーナーで2度目の転倒を喫したが、再び復帰し14位に入賞。ロリス・バズ(BMW)は3周目の最終コーナーで転倒、再スタートし15位に入賞した。
トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)は10番手走行中の20周目のコークスクリューでハイサイド転倒、リタイアに終わった。ワイルドカード参戦のジョシュ・ヘリン(ヤマハ)はピットに戻ってリタイア、レオン・キャミア(ホンダ)もマシントラブルによりリタイア。レアンドロ・メルカド(カワサキ)とパトリック・ヤコブセン(ホンダ)は11周目の1コーナーで接触、ヤコブセンはその場で転倒リタイアとなり、メルカドは同じ周のコークスクリューで単独転倒、リタイアに終わった。
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