MotoGP第4戦スペインGP Moto3決勝
2018/05/07
MotoGP第4戦スペインGP、Moto3クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、フィリップ・エッテル(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温22度、路面温度19度のドライコンディションで争われた。スタート直後の2コーナーでジョン・マクフィー(KTM)がデニス・フォッジア(KTM)に追突、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(ホンダ)も巻き込まれて転倒する。さらに、その前にいた真崎 一輝(KTM)も接触され、転倒こそ免れたもののコースオフを喫し、最後尾への後退を余儀なくされる。
1周目をトップで戻って来たのはホルヘ・マルティン(ホンダ)。序盤からトップ集団は15台前後の大集団によるバトルとなり、マルコ・ベゼッチ(KTM)、トニー・アルボリーノ(ホンダ)、エネア・バスティアニーニ(ホンダ)らがトップに立ち、鳥羽 海渡(ホンダ)、鈴木 竜生(ホンダ)もトップグループの中で、ポジションを入れ替えながら周回を重ねていく。
中盤の12周目にエッテルはトップに浮上しレースをリード。残り4周となった18周目あたりで、トップ集団はバスティアニーニ、アルボリーノ、エッテル、ベゼッチ、マルティン、カネトの6人が抜け出し、バトルを展開。ところが19周目のバックストレートエンドの6コーナー進入でカネトが、マルティンに追突、アルボリーノ、バスティアニーニが巻き込まれ4台が転倒してしまう。
これでトップ争いはエッテルとベゼッチの一騎打ちとなり、エッテルが逃げ切ってグランプリ初優勝を達成。2位にベゼッチが入賞した。
3番手争いはアロンソ・ロペス(ホンダ)、鳥羽、ジャウマ・マシア(KTM)、マルコス・ラミレス(KTM)、鈴木、ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)、ヤコブ・コンフェイル(KTM)が接戦を繰り広げ、ロペスが3位でチェッカー。しかし、トラックリミットオーバー(コース外走行)により1ポジション降格のペナルティを取られ、ラミレスが3位表彰台を獲得。ロペスが4位、5位にマシアが続き、鈴木が今季ベストとなる6位に入賞。ジャンアントニオが7位、コンフェイルが8位で続き、鳥羽は最終コーナー進入でロペスに勝負をかけたが、ふさがれて後退。9位でゴールとなった。アントネッリは10位でゴール。
佐々木 歩夢(ホンダ)12位に入賞、ワイルドカード参戦の小椋 藍(ホンダ)15位入賞。真崎は20位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いではベゼッチがランキングトップに浮上、ノーポイントに終わったマルティンは、8ポイント差のランキング2位に後退した。
こんな記事も読まれています