MotoGP第13戦サンマリノGP Moto2決勝
2017/09/11
MotoGP第13戦サンマリノGP、Moto2クラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、ドミニク・エガター(スーター)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースもウエットのサバイバルレースとなった。序盤をリードしたのはフランコ・モルビデリ(カレックス)。3周目に3番手を走っていたポールスタートのマッティア・パシーニ(カレックス)が4コーナーで転倒、リタイアに終わる。そして、4周目の8コーナーで今度は2番手以下に約2秒4のリードを取っていたモルビデリが転倒を喫し、今シーズン2度目のリタイアを喫する。
これで序盤から2番手につけていたエガターがトップに浮上、トーマス・ルティ(カレックス)がこれに続き、3番手にミゲール・オリベイラ(KTM)の順で続く。ルティは周回を重ねるごとにエガターとの差を縮め、9周目には背後に迫ると、二人のスイス人ライダーが接戦のトップ争いを展開する。テールtoノーズの争いは終盤まで続き、ルティは何度か前に出るが、エガターがすぐにポジションを挽回。終盤にはエガターとルティの差が少しずつ広がり、エガターが2014年のドイツGP以来となるグランプリ2勝目を達成。ランキング2位につけるルティは、ポイントリーダーのモルビデリがノーポイントに終わったことから、最後はポイント争いを優先し、1秒4差の2位でチェッカーを受け、スイス人ライダーがワンツーフィニッシュを達成した。
10周目に3番手走行中のオリベイラが転倒し、3番手に浮上したハーフィス・シャハリン(カレックス)は中盤以降、3番手をキープし、終盤はルティとの差を縮めたが、背後に迫ることはできず、3位でゴール。シャハリンにとって、ヨーロッパラウンドでは初、2012年のマレーシアGP以来、通算2度目となる表彰台を獲得した。
中盤以降、4番手争いを中上 貴晶(カレックス)とフランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)が展開したが、20周目にバニャーヤが4番手に出て、そのまま4位でゴール。5位にブラッド・ビンダー(KTM)、6位にサンドロ・コルテセ(スーター)、7位にファビオ・クアルタラーロ(カレックス)、8位にシモーネ・コルシ(スピードアップ)、9位にカイルール・イダム・パウィ(カレックス)、10位にイェスコ・ラフィン(カレックス)の順で続き、中上はの最終ラップまで5番手を走っていたが、転倒。再スタートして11位でチェッカーを受けた。長島 哲太(カレックス)は9周目に転倒を喫したが、再スタート、14位に入賞した。
モルビデリがノーポイントに終わったことで、ランキング2位のルティとのポイント差は9ポイントに縮まった。
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