1月22日、ピレリが2015年から国内で行なう新シリーズ、『ピレリカップ600チャレンジシリーズ』の発表会が都内で行なわれた。
会場にはピレリジャパン株式会社のジョバンニ アンジェロ・ポンツォーニ代表取締役社長をはじめ、イタリアからピレリタイヤ本社のルカ・バルベッティ氏も参加し、日本で始める新たなシリーズを紹介した。
新シリーズのコンセプトは、国内の優秀な選手が海外で活躍する機会の拡大。ピレリはワールドスーパーバイクや併催のワールドスーパースポーツ、さらにブリティッシュスーパーバイクなどでもオフィシャルサプライヤーを務めており、『ピレリカップ600チャレンジシリーズ』の2015年チャンピオンは、2016年のワールドスーパースポーツにワイルドカードで1戦招待される。
2015年は全国6カ所のサーキットで単独クラスとして全8戦が行なわれ、そのうち5戦の有効ポイント制でチャンピオンが決定される。また、各レースの1位から3位に賞金、ポールポジション賞、ベストラップ賞、スターティングマネーが章典として設定されている。さらに協賛各社から自社製品ユーザーへの賞金や特典も用意されている。
車両規則はST600Nで、MFJ ST600技術仕様に準じる。ST600Nは、ST600よりも部品の互換性範囲が広い仕様となっている。タイヤはピレリのワンメイク。ドライコンディションではディアブロスーパーコルサV2、ウエットコンディションではディアブロレインに限定される。参加資格は、MFJロードレース国際/国内ライセンス保持者で、年齢制限はない。レースへの出場は、主催者となる開催サーキットが発表する方法で申し込む。
現役全日本ライダーや元全日本ライダー、さらに地方戦を戦うヤングライダーなど、世界を目指し、チャンスをつかみたいという選手の参戦が見込まれる。
開催スケジュール
4月18日(土)ツインリンクもてぎ
5月10日(日)鈴鹿サーキット
6月14日(日)岡山国際サーキット
6月21日(日)筑波サーキット
7月12日(日)HSR九州
9月19日(土)オートポリス
10月11日(日)鈴鹿サーキット
11月8日(日)ツインリンクもてぎ