MotoGP第8戦オランダGP、Moto2クラスは、オランダのアッセンで2日目の予選を行ない、フランコ・モルビデリ(カレックス)が1分38秒468でポールポジションを獲得した。
Moto2クラスの予選はセッション開始時点でウエットパッチが残っているものの、路面は乾いていく方向に向かう、トリッキーなコンディションでスタート。開始10分すぎにロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)が15コーナーでハイサイドで激しく転倒、このアクシデントにより赤旗中断となってしまう。激しく路面にたたきつけられたバルダッサーリだが、意識があり、コースサイドでの救護措置の後、メディカルセンターを経由して、CTスキャンなどの検査を受けるために近隣の病院に運ばれた。
約20分の中断を経て、残り約30分でセッションは再開。このころには路面コンディションは完全にドライとなっており。セッション再開直後からファステストタイムが次々に更新されていく。残り20分すぎにトップに立ったのは中上 貴晶(カレックス)。中上は1分38秒709を記録してリーダーボードトップをキープするが、モルビデリが残り7分で1分38秒520を記録してトップに立つと、さらに1分38秒468とファステストを更新して、今シーズン4回目となるポールポジションを獲得した。
中上も残り3分で自己ベストを更新する1分38秒569を記録して、2番手、今シーズン初となるフロントロウを獲得した。3番手に1分38秒583でトーマス・ルティ(カレックス)が続き、ミゲール・オリベイラ(KTM)が1分38秒615で4番手。
最後のアタックで1分38秒896を記録したファビオ・クアルタラーロ(カレックス)がMoto2クラスベストグリッドとなる5番手を獲得。6番手に1分38秒931でハビエル・シメオン(カレックス)が続いた。マッティア・パシーニ(カレックス)はセッション再開後に2度転倒を喫したが、終盤のアタックで1分38秒934を記録し、7番手を獲得。セッション開始直後はリーダーボードの上位を争っていたアレックス・マルケス(カレックス)は残り10分で9コーナーで転倒、タイムを更新できず、1分38秒938で8番手となった。9番手に1分38秒965でマーセル・シュローター(スーター)、10番手に1分39秒136でアクセル・ポンス(カレックス)が続き、長島 哲太(カレックス)はセッション序盤にシケインで転倒、セッション終盤に1分40秒575を記録して24番手となった。