SBK第2戦タイのレース2はジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。
気温36度、路面温度48度で始まったレース2。レース1で4位のマルコ・メランドリ(ドゥカティ)がポールポジションスタートからホールショットを奪う。レース1で優勝したジョナサン・レイ(カワサキ)は3列目9番手からロケットスタートを決め、オープニングラップですでに2番手までポジションアップ。チャズ・デイビス(ドゥカティ)が壮絶な2番手争いを仕掛ける。デイビスはレイの前に出るとメランドリを猛追。しかしデイビスはメランドリに並びかけるが転倒。これで何の障害もなくメランドリの背後につけたレイ。その後方ではアレックス・ロウズ(ヤマハ)とトム・サイクス(カワサキ)が3位争いを展開。
4周目。レイがメランドリを捕らえた。レイ、メランドリ、ロウズ、サイクスの順にそれぞれがコンマ5秒ほどの間隔で周回を開始。レイがじわじわと独走状態に入る。
しかしここでロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)がオイルを拭きながら転倒。赤旗が提示される。
改めて16周でレース再開。1周目からレイ、メランドリ、サイクスの3台でトップ集団が形成される。そして、今度こそじわじわと独走体勢を築いたレイ。最後には4秒以上のアドバンテージを築いて開幕2戦連続ダブルウイン。サイクスが最終ラップでメランドリをかわして2位でチェッカーを受けた。
また、同日開催のWSSではデチャ・クライサルトがスポット参戦し、2位表彰台を獲得。開幕戦予選で転倒、負傷した大久保光は復帰して6位フィニッシュと大健闘。渡辺一樹も9位チェッカーと開幕から2戦連続でシングルフィニッシュを飾った。