SBK開幕戦フィリップアイランドの予選はジョナサン・レイ(カワサキ)がポールポジションを獲得した。
好天に恵まれたフィリップアイランド。SP1は気温17度、路面温度21度のドライコンディションで行なわれた。
MotoGPからSBKに戻ったユージン・ラバティ(アプリリア)、MotoGPからコンバートしてSBKルーキーとなるステファン・ブラドル(ホンダ)、ホンダからヤマハに移籍したマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)はSP1から走行。そのSP1を制したのはレオン・キャミア(MVアグスタ)。2番手にファン・デル・マークがつけてSP2進出を決める。一方、ラバティは1回目のアタック中に転倒。マシンがピットに戻ったときにはセッション残り1分。2回目のアタックができずにSP2進出を逃し、顔を曇らせる。ブラドルも5番手とSP2進出を逃してしまう。
SP2の1回目のアタックではレイが1分30秒609でトップに立つ。2回目のアタックではトム・サイクス(カワサキ)が1分29秒605のニューレコードをマークしてリーダーボードのトップに。ついに1分29秒台での争いに突入した。そして最終アタックでレイが1分29秒573をたたき出し、サイクスからポールポジションの座を奪った。サイクスは2番手でカワサキが予選ワンツー。復帰のマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が3番手フロントロウを獲得。初日はトップに立っていたチャズ・デイビス(ドゥカティ)も1分29秒台をマークしたが、4番手にとどまった。ヤマハ勢トップはアレックス・ロウズ(ヤマハ)の5番手。ニューカラーで登場したホンダはニッキー・ヘイデン(ホンダ)の11番手が最上位だった。