ビニャーレス&チームスズキエクスター、バレンシアGPはセカンドローからスタート
2016年11月12日
MotoGP 第18戦 バレンシアGP 公式予選
場所:スペイン コミュニタートバレンシアナ・リカルドトルノ
いよいよ迎える2016年最終戦バレンシアGPは、マーベリック・ビニャーレスが4番手セカンドロー。予選終盤に痛恨の転倒を喫し、最後のタイムアタックチャンスを逃したアレイシ・エスパルガロは、9番手サードローからそれぞれスタートすることとなった。
両ライダー共、フリー走行から好調な滑り出しをし、揃って上位をキープ。FP3ではビニャーレス2番手、エスパルガロが7番手と、共にストレートでQ2入りを果たし、GSX-RRの仕上がりぶりをアピール。
最終グリッドを決定するQ2でもアグレッシブなパフォーマンスでタイムアタックを続け、ビニャーレスはアタック最終ラップで4番手にジャンプアップ。惜しくもタイムアタック中に転倒を喫したエスパルガロは、その後タイムアップできないまま、9番手に留まることとなった。
マーベリック・ビニャーレス
「持っているポテンシャルを100%発揮できれば、絶対にフロントローを獲得できた自信があっただけに、正直少し残念な気持ちだよ。今回Q2でのタイムアタックの方針を変え、ピットインの回数を一回増やし、3度アタックする方法を取ったんだけど、結果的にその方法はうまくいかなかった。でも午前のフリー走行ではラップタイムも良かったし、FP4では安定したタイムで周回を重ねることもできたので、決勝はスタートでトップグループの中にいれれば、十分チャンスがあると思っているよ。」
アレイシ・エスパルガロ
「予選での転倒のせいで、決勝グリッドは満足のいくポジションではなかったけど、フィーリングもいいし、全体的にはかなりポジティブな気持ちだよ。予選ではリヤにグリップの良いソフトタイヤを装着していたんだけど、立ち上がりでフロントをプッシュしてしまう傾向があった。そのせいで、高速コーナーの切り返しでアクセルを全開にしたところでフロントが切れ込んで転倒してしまったんだ。怪我を免れたのは幸いだったけど、タイムアタックのチャンスを逃してしまったために、ポジションを落としてしまったのが残念だったね。とは言え、明日のレースは長くて厳しいものになると思うから、ストラトジーが勝負になるだろう。前半はタイヤをできるだけセーブし、後半にペースを維持できることが大切だろうと思っているよ。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「どちらのライダーも素晴らしい仕事をしてくれましたし、我々も今日の結果には満足しています。特にマーベリックはFP4でのペースも良かったですし、グリッドも4番手なので、決勝には十分期待できると思っています。正直言えば、フロントローを獲得できるポテンシャルが十分あったと思うので、ポジションに関しては多少残念な気持ちもありますが、決勝に向けてやるべきことは全てできているので、心配はしていません。アレイシは残念ながら、大事なタイムアタックのタイミングで転倒を喫してしまい、ポジションアップができませんでしたが、レースペースは安定しているし、9番手グリッドはそれほど悲観すべきポジションではないので、明日はきっと良いレースを見せてくれるでしょう。ふたりのライダー、そして我々チーム全員、明日の決勝がこの2年間の集大成となる結果となることを心から願っています。」