MotoGP第12戦イギリスGP Moto3決勝
2016/09/05
MotoGP第12戦イギリスGP、Moto3クラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで決勝レースを行ない、ブラッド・ビンダー(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温17度、路面温度17度のドライコンディションで争われた。レースはいつものように序盤から10人前後のライダーが接戦のトップ集団を形成。ポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)、ビンダー、さらに予選での転倒により18番グリッドからスタートしたホルヘ・ナバーロ(ホンダ)が追い上げ、トップに浮上し、ポジションを入れ替えながら接戦を展開していく。
バトルの中での接触はあったものの、トップ集団の中では転倒者も出ずに、レース終盤を迎えたが、16周目の10コーナーでナバーロとステファノ・マンジ(マヒンドラ)が接触、ナバーロが転倒し、直後を走っていたアンドレア・ミーニョ(KTM)をこれをよけきれずに転倒、ナバーロはその場でリタイア、ミーニョは再スタートを切ることはできたものの、最下位に転落してしまう。
トップ争いは残り2周でルーキーのボ・ベンスナイダー(KTM)がトップに浮上するが、ビンダーがトップを奪い返して最終ラップに入り、そのまま今シーズン4勝目をマークした。最終ラップにベンスナイダーを交わしたバニャーヤが2位に入賞。ベンスナイダーがグランプリ初表彰台となる3位を獲得した。
4位にマンジが入賞、今回ワイルドカード参戦のマンジはグランプリベストフィニッシュを達成。5位にニッコロ・ブレーガ(KTM)、6位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)、7位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、8位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、9位にアロン・カネト(ホンダ)、10位にホアン・ミル(KTM)の順で続き、尾野 弘樹(ホンダ)は20位、鈴木 竜生(マヒンドラ)は26位で完走した。
ランキング2位のナバーロがノーポイントに終わったことで、ポイントリーダーのビンダーとナバーロのポイント差は86ポイントに広がった。
なお、レース後の重量測定で7位でチェッカーを受けたアントネッリに最低重量違反が発覚。アントネッリは失格となり、7位以下の順位が一つずつ繰り上がりとなった。これによりバスティアニーニが7位、カネトが8位、ミルが9位、ホルヘ・マルティン(マヒンドラ)が10位に。尾野は19位、鈴木は25位が最終結果となった。
こんな記事も読まれています