MotoGP第11戦チェコGP Moto3決勝
2016/08/22
MotoGP第11戦チェコGP、Moto3クラスは、チェコのブルノサーキットで決勝レースを行ない、ジョン・マクフィー(プジョー)が優勝した。
決勝日は雨となり、Moto3クラスの決勝レースは気温16度、路面温度17度のウエットコンディションで争われた。
ポールからブラッド・ビンダー(KTM)が好スタートを切るが、1周目にトップに立ったのはホルヘ・マルティン(マヒンドラ)。ビンダー、マクフィー、アロン・カネト(ホンダ)の4人がトップ集団を形成する。ビンダーは5周目にトップに浮上、7周目にはビンダーとマクフィーの二人が後続を引き離し始める。3番手争いはマルティン、カネトに、ウエットを得意とするカイルール・イダム・パウィ(ホンダ)が追いつき、3台が接戦を繰り広げる。10周目の3コーナーでカネトが転倒、戦列を去る。
ビンダーは10周目にはファステストラップを記録してマクフィーとの差を約2秒に広げ、単独トップに立つ。ところが、15周目の1コーナーでビンダーは転倒、今シーズン初のリタイアに終わる。これでマクフィーがトップに浮上、ビンダーの転倒で2番手に浮上していたパウィもこの周の12コーナーで転倒し、この時点でトップのマクフィーと2番手のマルティとの間には約8秒の差があった。
トップに立ったマクフィーはその後もリードを広げ、レース終盤にマシンが大きくスライドする場面があったものの、そのまま逃げ切って、グランプリ通算76戦目で、初優勝を達成。マクフィーが乗るプジョー(マシンそのものはマヒンドラ)がMoto3参戦初年度で初優勝を飾った。
2位にマルティンが続き、グランプリ初表彰台を獲得。3位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が続き、今シーズン3度目の表彰台獲得となった。
4位にエネア・バスティアニーニ(ホンダ)、5位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)、6位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、7位にボ・ベンスナイダー(KTM)、8位にホアン・ミル(KTM)、9位にニッコロ・ブレーガ(KTM)、10位にホルヘ・ナバーロ(ホンダ)が続き、、鈴木 竜生(マヒンドラ)は13位に入賞、尾野 弘樹(ホンダ)は20位でチェッカーを受けた。
ビンダーは今シーズン初のノーポイントレースを喫したが、ランキング2位のナバーロとの差は67ポイント差となったが、ポイントリーダーの座はキープしている。
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