MotoGP第2戦アルゼンチンGP_Moto3決勝
2016/04/04
MotoGP第2戦アルゼンチンGP、Moto3クラスは、アルゼンチンのアウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドで決勝レースを行ない、カイルール・イダム・パウィ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは一部はドライながら、ウエットパッチの多数残る路面コンディションの中、ウエットレース宣言がなされてスタート。スタート直前までタイヤチョイスに各チーム頭を悩ませるコンディションとなったが、結果的にスリックタイヤの選択が正解となるレースだった。
今シーズンからMoto3クラスにフル参戦したパウィは予選4番手からスタート。1周目にトップに立つと、後続に1周3秒近いハイペースでレースをリード。3周目には約5秒、5周目には約11秒、10周目には約20秒と大量リードを築いて独走、そのまま独走でチェッカーを受け、マレーシア人ライダーとしてグランプリ初優勝を飾った。今年からMoto3クラスへの参戦したばかりのホンダ・チームアジアにとってもグランプリ初優勝となる。
レース序盤は唯一レインタイヤをチョイスしたリビオ・ロイ(ホンダ)がパゥイを追ったものの、次第に順位を落とし、2位争いはホルヘ・ナバーロ(ホンダ)ともう一人のマレーシア人ルーキー、アダム・ノロディン(ホンダ)とのバトルとなる。最終ラップまで続いた二人のバトルはノロディンが最終コーナーの進入で前に出るが、立ち上がりでハイサイド転倒を喫し、ナバーロが2位に入賞。これで4番手争いの先頭に立っていたブラッド・ビンダー(KTM)が繰り上がって3位表彰台を獲得した。ノロディンはマシンを押してチェッカーを受け、11位でゴールした。
ビンダーと僅差で、アンドレア・ロカテッリ(KTM)が4位、ホアン・ミル(KTM)が5位、尾野 弘樹(ホンダ)が6位に入賞し、尾野はグランプリベストフィニッシュ。
7位にジョン・マクフィー(プジョー)、8位にホルヘ・マルティン(マヒンドラ)、9位にヤコブ・コンフェイル(KTM)、10位にニッコロ・アントネッリ(ホンダ)の順で続き、鈴木 竜生(マヒンドラ)は27位でチェッカーを受けた。
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