トップタイムのケント、ペナルティで降格、マクフィーがポール(MotoGP第16戦オーストラリアGP Moto3 予選)
2015/10/18
MotoGP第16戦オーストラリアGP、Moto3クラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで2日目の予選を行ない、ダニー・ケント(ホンダ)が1分36秒180でポールポジションを獲得した。
Moto3クラスの予選は気温16度、路面温度33度のドライコンディションで争われた。開始6分すぎにジョン・マクフィー(ホンダ)がリーダーボードのトップに立ち、序盤トップをキープするが、17分すぎにホルヘ・ナバーロ(ホンダ)がファステストを更新。ナバーロは残り5分で自己ベストを更新してトップをキープするが、残り3分でケントがトップに浮上する。しかし、直後にコントロールラインを通過したマクフィーが逆転。初ポール獲得かと思われたが、ケントが最後のアタックで1分36秒180を記録して逆転。タイトルに王手をかけたレースをポールからスタートすることになった。
2番手に1分36秒540でマクフィー、3番手に1分36秒606でミゲール・オリベイラ(KTM)、4番手に1分36秒693でエフレン・バスケス(ホンダ)、5番手に1分36秒705でナバーロ(ホンダ)が続き、ロマーノ・フェナティ(KTM)が1分36秒822で6番手、リビオ・ロイ(ホンダ)が1分36秒942で7番手、マリア・エレーラ(ハスクバーナ)が1分36秒960で8番手、ヤコブ・コンフェイル(KTM)が1分37秒011で9番手に続いた。午前中のフリー走行3回目でトップタイムを記録したブラッド・ビンダー(KTM)は予選セッション序盤上位につけたが、終盤のアタックのタイミングでマシントラブルが発生、コースサイドにマシンを止めたため、1分37秒134で10番手となった。
日本GPのウイナー、ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)はセッション序盤に転倒を喫し1分37秒282で17番手。鈴木 竜生(マヒンドラ)は1分37秒646で28番手、ランキング2位でケントを追うエネア・バスティアニーニ(ホンダ)は1分37秒697で29番手となった。
なお、予選終了後、予選中のスロー走行があったことから、ケント、エレーラ、ミル、ゲバラ、クアルタラーロ、ビンダー、鈴木、ガードナー、ロカテッリの9名のライダーがグリッド降格のペナルティを受けた。ケントはポールポジションを獲得しているが、スロー走行と同時に危険走行のペナルティも受け、6グリッド降格で7番手スタートとなった。これによりマクフィーがポールポジションスタートからスタートすることになった。
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