MotoGP第5戦フランスGPでは、ヨーロッパで併催されるMotoEシリーズ第2戦、決勝レースが開催された。 5月11日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から8周で開催されたレース1は、気温24度、路面温度38度、湿度44％、晴れたドライコンディション。

　ポールポジションスタートのエクトル・ガルゾ(ドゥカティ)がホールショットを奪った。続いて、二コラ・スピネッリ(ドゥカティ)、マッティア・カサデイ(ドゥカティ)、エリック・グラナド(ドゥカティ)、アレッサンドロ・ザッコーネ(ドゥカティ)、ケビン・ザンノーニ(ドゥカティ)、ジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、オスカー・グティエレス(ドゥカティ)、ミケール・ポンス(ドゥカティ)、アンドレア・マントヴァーニ(ドゥカティ)のトップ10でスタートした。

　2周目に入る頃にはポンスがグティエレスの前に出て、トップ7の順位は変わらず、各マシン同士の間隔0.1、0.2秒差で連なっていた。2周目中盤、スピネッリとカサデイがガルゾを抜く。順位を上げたばかりのポンスは転倒。3周目には、ガルゾが再びカサデイを抜いて2番手へ。後方では、マッシモ・ロッコリが転倒。ザッコーネはグラナドとの接触があったようで転倒。

　スピネッリが1分39秒973、ガルゾが1分39秒882というタイムでガルゾがトップを追って4周目に入ったが4コーナーでガルゾが転倒。スピネッリ、カサデイ、ザンノーニ、トーレス、マントヴァーニ、グラナド、マッティア・フェラーリ(ドゥカティ)、グティエレス、アレッシオ・フィネッロ(ドゥカティ)、ケビン・マンフレディ(ドゥカティ)のトップ10になった。

　トップのスピネッリは徐々に後続を離し、6周目には、3番手ザンノーニが2番手カサデイを抜いた。徐々に後続を離していたスピネッリはそのままトップでチェッカー。2位ザンノーニ、3位カサデイだった。


MotoGP第5戦フランスGP MotoEクラス2日目レース1結果
1 ニコラス・スピネッリ (ドゥカティ)
2 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
3 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
4 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ)
5 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ)
6 エリック・グラナド (ドゥカティ)
7 オスカー・グティエレス (ドゥカティ)
8 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
9 アレッシオ・フィネッロ (ドゥカティ)
10 ケビン・マンフレディ (ドゥカティ)


　MotoGPスプリント後、日本時間午後23時10分(現地時間午後4時10分)から8周でレース2は開催された。気温27度、路面温度42度、湿度37％、晴れたドライコンディション。

　ホールショットを奪ったのはスピネッリ。続いてカサデイ、ガルゾ、グティエレス、ザッコーネ、ポンス、グラナド、ザンノーニ、フィネッロ、ルーカス・トゥロビッチ(ドゥカティ)のトップ10。2周目からは、カサデイがトップに立ち、スピネッリ、ガルゾで激しくトップ争いをする。しかし、2周目12コーナーでトップを争っていたガルゾが転倒。3周目には、6コーナーでアルマンド・ポントーネ(ドゥカティ)、13コーナーでグラナドが転倒。スピネッリが再びトップで4周目に突入。

　スピネッリはそのままトップを走りぬき、レース2も1位でチェッカーを受けた。2位カサデイ、3位はルーキーのグティエレス。最終ラップ10コーナーでトーレスは転倒リタイアに終わった。

　スピネッリとカサデイがトップでポイントを争っているMotoEクラス。次戦、カタルニアGP、イタリアGPと続けて併催されるので、こちらも是非チェックしたい。

MotoGP第5戦フランスGP MotoEクラス2日目レース2結果
1 ニコラス・スピネッリ (ドゥカティ)
2 マッティア・カサデイ (ドゥカティ)
3 オスカー・グティエレス (ドゥカティ)
4 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ)
5 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ)
6 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ)
7 ミケール・ポンス (ドゥカティ)
8 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ)
9 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ)
10 アレッシオ・フィネッロ (ドゥカティ)