MotoGP第3戦アメリカGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/04/15
MotoGP第3戦アメリカGP Moto3クラス3日目、決勝がアメリカ、テキサス州オースティン近郊のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(略称COTA)で開催された。決勝を前に、昨日2番グリッドを獲得したホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が虫垂炎で決勝を欠場することになったため、2番グリッド以下は全員グリッド順が繰り上げられてのスタートとなった。昨日の予選での走行などによる問題から、今日の決勝では8名にロングラップペナルティーが科せられる。
Moto3決勝は、日本時間4月14日、日曜日深夜1時(現地時間、日曜午前11時)から14周で争われた。気温22度、路面温度27度、湿度78%、曇りのドライコンディション。
ポールポジションスタートのダビド・アロンソ(CFMOTO)はホールショットを奪った。1コーナーでは、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)がダビド・ムニョス(KTM)に接触する形で転倒。ムニョスは15番手まで順位を落とした。
更にイバン・オルトラ(KTM)とステファノ・ネパ(KTM)の接触、転倒があり、両者は最後尾になり再スタート。オルトラは2周目11コーナーでも、激しくハイサイド転倒。その後、一度はピットに入るもののコースへ戻り11周走り再びピットイン、リタイア。
トップはアロンソがラップ最速を出し、独走を始める。アンヘル・ピゲラス(ホンダ)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、古里太陽(ホンダ)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、山中琉聖(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)による2番手争いが激しくなる。
4周目、後方では6コーナーでルカ・ルネッタ(ホンダ)が転倒、再スタート。更に15コーナーで古里が転倒リタイア。6周目には、スコット・オグデン(ホンダ)が9コーナーで転倒、再スタートするが7周で黒旗を出されリタイア。
7周目には、山中が2分14秒906の周回最速を記録し、ピゲラス、オルガド、ベイヤー、ケルソと激しい2番手争いを続けた。アロンソは2番手との差を1.5秒以上開け、独走。9周目では、オルガドが2分14秒866を記録し、時には膝と膝、肘と肘の触れる激しい2番手争いが続いた。
そんな中、残り5周1コーナーでケルソが転倒、再スタートするが順位を8番手まで下げた。この時点で鈴木は6番手に順位を上げる。残り4周、2番手を走っていたベイヤーが転倒、すぐ後ろに居た山中とオルガドはかろうじて避けて、ピケラスが2番手に着ける。
ラスト3周、トップはアロンソが安定した走りをする中、ピケラス、オルガド、山中の2番手争いは続く。最終ラップ、ピケラス、オルガドがオーバーテイクのポイントごとに順位を入れ替え、激しい2番手争いのまま、アロンソはトップでチェッカー。2位はオルガドで、オルガドと0.013秒差の3位でピケラス。山中は4位、鈴木は6位でチェッカー。
今日はリタイアに終わったものの、カタールでは3位表彰台の古里も含め、今シーズン既に日本人ライダーが全員ポイントを獲得している。ポイントトップのオルガドとアロンソの差も2ポイントとなり、この先も益々楽しみな2024年シーズンが続く。
MotoGP第3戦アメリカズGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 ダニエル・オルガド (ガスガス)
3 アンヘル・ピゲラス (ホンダ)
4 山中琉聖 (KTM)
5 ダビド・ムニョス (KTM)
6 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
7 ジェイコブ・ルールストン (KTM)
8 ジョエル・エステバン (CFMOTO)
9 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
10 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
RT 古里太陽 (ホンダ)
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