MotoGP第2戦ポルトガルGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/03/24
MotoGP第2戦カタールGP Moto2クラス3日目、決勝が3月24日、日曜日、日本時間午後9時15分(現地時間午後1時15分)からポルトガル、アウトードロモ・インテルナショナル・アルガルヴェ(通称ポルティマオ・サーキット)で21周の戦いが行われた。気温22度、路面温度25度、湿度52%、曇りのドライコンディション。
好スタートでホールショットを奪ったように見えたのはフェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)だった。続いて、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、小椋藍(ボスコスクーロ)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)、アルベルト・アレナス(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)、ジョー・ロバーツ(カレックス)、マルコス・ラミレス(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)、ソムキャット・チャントラ(カレックス)と続いた。
2周目に入り、好スタートに見えたアルデゲールには、ジャンプスタートだったことが判明し、ダブルロングラップのペナルティーが科された。アルデゲールは4周目で一度目のロングラップに入り、順位を11番手まで落とす。トップはロペスに代わり、アルボリーノは4周目で1分42秒494を記録し、歴代レースラップ記録を更新した。
5周目ではカネトが1分42秒485で更にラップ記録を更新し、2番手からトップのロペスを追った。ゴンザレス、小椋、ロバーツは激しく3番手争いを繰り広げた。佐々木歩夢(ハスクバーナ)は24番手を走行していた。8周目では、ロングラップに入った後のアルデゲールが1分42秒455でレースラップ記録を更に更新。
折り返しが迫った10周目、後方でジャビ・カルデルス(カレックス)が転倒。11周目、トップを走っていたロペスが13コーナーで転倒。イエローフラッグが出された。カネトはトップに立つ。中盤を走っていたセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)には、イエローフラッグ中の追い越しで、1ポジションダウンのペナルティーが科された。その後、セナ・アギウス(カレックス)にも1ポジションダウンが科される。
ダブル・ロングラップをこなしたアルデゲールは、その後も驚異的な追い上げで順位を上げていた。残り6周、13コーナーで、佐々木が転倒。残り5周では、トップがカネト、2番手をゴンザレスとロバーツで争い、小椋は4番手を走行していた。残り3周では、ポジションダウンに従わなかったと思われるアギウスにもロングラップが科された。
その頃になると、アルデゲールと小椋はサイドバイサイドで激しく4番手を争う。ラスト2周では、ゴンザレスも交えた3番手争いとなり、最終ラップ、トップでチェッカーを受けたのはカネト。2位ロバーツ。3位はゴンザレスが入り、4位アルデゲール、小椋は5位。佐々木は15周で転倒リタイア。
Moto2シーズン5年目にして、初めてのMoto2優勝を獲得したカネトは、表彰台で涙していた。ポイントランキングはカネトが31ポイントで1番手、2番手ロバーツ29ポイント、3番手ゴンザレス27ポイント、小椋は6番手24ポイント。
次戦はランキング2番手のロバーツの母国、アメリカGP。二人の日本人ライダーの今後の更なる活躍が期待される。
MotoGP第2戦ポルトガルGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 アロン・カネト(カレックス)
2 ジョー・ロバーツ(カレックス)
3 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
4 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)
5 小椋藍(ボスコスクーロ)
6 セルジオ・ガルシア(カレックス)
7 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
8 アルベルト・アレナス(カレックス)
9 マルコス・ラミレス(カレックス)
10 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
RT 佐々木歩夢(カレックス)
こんな記事も読まれています