MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/03/24
MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目、スプリントは3月23日、日本時間深夜0時(現地時間午後3時)からポルトガル、アウトードロモ・インテルナショナル・アルガルヴェ(通称ポルティマオ・サーキット)で12周の戦いが繰り広げられた。
気温23度、路面温度37度、湿度48%、部分的に晴れたドライコンディション。タイヤはアレックス・リンス(ヤマハ)と中上貴晶(ホンダ)が前ミディアム、後ソフト、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が前後ソフト、それ以外のライダーは全員前ハード、後ろソフトを選択していた。
スタート直後、先頭に飛び出したのは、ジャック・ミラー(KTM)。続いてフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、マルク・マルケス(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、アレックス・リンス(ヤマハ)と続いた。
しかし、リンスは1周目3コーナーで転倒リタイア。2周目、最速ラップでマルク・マルケスがビニャーレスを抜いて3番手に上がる。最終15コーナーでは、バニャーヤがミラーを抜いてトップに立つ。
ミラーはその後、マルク・マルケス、ビニャーレス、バスティアニーニを抜いて順位を上げてきたマルティンにも先を許し5番手を走行。3周目ではルーキーのペドロ・アコスタ(KTM)が最速ラップを出す。4周目に入り、後方ではヨハン・ザルコ(ホンダ)が5コーナーで転倒。その後も13コーナーでビンダー、11コーナーでファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が立て続けに転倒。
マルケスは挙動が乱れ、ビニャーレスに再び抜かれ、トップがバニャーヤ、2番手ビニャーレス、3番手マルク・マルケス、4番手マルティンで5周目を迎えるが、5周目に最速ラップを記録したマルティンが6周目でマルク・マルケスも捉える。7周目に入った1コーナーでは、バニャーヤが大きくスライドしてビニャーレス、マルティン、マルク・マルケスに先を許す。
トップに立ったビニャーレスは、残り4周首位を守り切り、スプリント、アプリリアでの初めての優勝を決めた。2位は最終ラップ、マルティンをかわしたマルク・マルケス。3位にマルティン。4位がポイントリーダーのバニャーヤ。日本メーカーでは、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が9位に入った。
日本人ライダーの中上は17位完走。地元出身、唯一のポルトガル人ライダー、ミゲール・オリベイラ(アプリリア)は12位完走。
明日、日本時間午後11時(現地時間午後2時)スタートの決勝を前に、ポイント差は縮まり、決勝が益々楽しみになる結果となった。明日の決勝は、地元ポルトガル代表サッカー選手、ホセ・モウリーニョがチェッカーを振る予定など、本編以外のエンターテイメントも他の大会同様、盛りだくさん用意されている。
MotoGP 第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
2 マルク・マルケス(ドゥカティ)
3 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
4 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
5 ジャック・ミラー(KTM)
6 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
7 ペドロ・アコスタ(KTM)
8 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
9 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
10 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
11 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
12 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
13 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
14 ジョアン・ミル(ホンダ)
15 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
16 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
17 中上貴晶(ホンダ)
18 ルカ・マリーニ(ホンダ)
RT ヨハン・ザルコ(ホンダ)
RT ブラッド・ビンダー(KTM)
RT ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
RT アレックス・リンス(ヤマハ)
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