MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目、予選が3月23日にポルトガル、アウトードロモ・インテルナショナル・アルガルヴェ(通称ポルティマオ・サーキット)で行われた。

　MotoGPクラスは日本時間午後7時10分(現地時間午前10時10分)からのフリー走行2で始まった。気温20度、路面温度23度、湿度59％、少し晴れ間も見え始めた曇りのドライコンディション。30分間のこの走行トップタイムを出したのは、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)で1分38秒720、2番手ペドロ・アコスタ(KTM)1分39秒015、3番手アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)1分39秒208だった。

　予選Q1は、フリー走行2に続き日本時間午後7時50分(現地時間午前10時50分)から15分間行われた。気温21度、路面温度28度、湿度57％、曇りのドライコンディション。昨日のプラクティスで11番手以下のライダーにより争われた。上位2名が予選Q2へ進めるこのQ1でトップタイムを出したのは、アレックス・マルケス(ドゥカティ)1分38秒060。2番手はアレックス・マルケスがトップタイムを更新する直前、残り2分前後で1分38秒065を出したペドロ・アコスタ。

　アコスタは、終了間際、7コーナーでグラベルに入っていた。3番手はエスパロガロで1分38秒279。日本人ライダー中上貴晶(ホンダ)は1分39秒058で11番手だった。アコスタとチームメイトのアウグスト・フェルナンデス(KTM)が前後ソフト、エスパロガロが前ハード後ソフト、それ以外のライダーは全員前ミディアム、後ソフトでQ1を始めていた。

　予選Q2はQ1に続き日本時間午後7時50分(現地時間午前10時50分)から15分間行われた。気温22度、路面温度32度、湿度53％、晴れ間の見えるドライコンディション。タイヤ選択は前ミディアム、後ソフトか前後ソフトタイヤでスタートするライダーが多かった。開始まもなく、マルク・マルケス(ドゥカティ)とブラッド・ビンダー(KTM)が転倒。幸い二人とも再び走行を始められた。

　走ることが出来なかったアレックス・マルケスを除く11名のライダーが僅か0.796秒差の接戦を制してポールポジションを獲得したのは、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)。1分37秒706で2022年オーストリアGP以来のポールポジション。2番手はビニャーレス1分37秒788、3番手ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)1分37秒812。

　カタール決勝で勝利し、ランキングトップのフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は4番手2列目スタートとなった。中上は総合21番手で7列目スタート。今後のスプリント、明日の日本時間午後11時(現地時間午後2時)から始まる決勝も、楽しみな展開が期待できそうだ。


MotoGP 第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目 予選結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 1分37秒706 (Q2)
2 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分37秒788 (Q2)
3 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分37秒812 (Q2)
4 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分37秒922 (Q2)
5 ジャック・ミラー(KTM) 1分38秒032 (Q2)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分38秒072 (Q2)
7 ペドロ・アコスタ(KTM) 1分38秒138 (Q2)
8 マルク・マルケス(ドゥカティ) 1分38秒147 (Q2)
9 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分38秒322 (Q2)
10 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分38秒412 (Q2)
11 アレックス・リンス(ヤマハ) 1分38秒502 (Q2)
12 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分38秒060 (Q1)
13 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分38秒279 (Q1)
14 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分38秒309 (Q1)
15 ミゲール・オリベイラ(アプリリア) 1分38秒385 (Q1)
16 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分38秒448 (Q1)
17 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ) 1分38秒454 (Q1)
18 アウグスト・フェルナンデス(KTM) 1分38秒934 (Q1)
19 ヨハン・ザルコ(ホンダ) 1分39秒004 (Q1)
20 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分39秒025 (Q1)
21 中上貴晶(ホンダ) 1分39秒058 (Q1)
22 ルカ・マリーニ(ホンダ) 1分39秒451 (Q1)