MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス1日目、フリー走行が3月22日金曜日にポルトガル、アウトードロモ・インテルナショナル・アルガルヴェ(通称ポルティマオ・サーキット)で行われた。

　MotoGPクラスのフリー走行1は日本時間午後7時45分(現地時間午前10時45分)から45分間行われた。気温20度、路面温度18度、湿度52％、曇りの一部レインスポットが残るドライコンディション。タイヤ選択は、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)、アウグスト・フェルナンデス(KTM)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が前後ミディアムを選択していた以外は、全員前ソフト後ミディアムでスタートした。

　トップタイムを出したのはマルク・マルケス(ドゥカティ)で1分40秒484。2番手はビニャーレスで1分40秒649、3番手がビンダー1分40秒689だった。日本人ライダーの中上貴晶(ホンダ)は1分42秒082で22番手。

　このセッションの後に行われたスタート練習走行では、ジャック・ミラー(KTM)が8コーナーの下り坂で両輪が浮き飛んでいるような走りを魅せ、ピットに戻った本人も笑顔でローラーコースターと呼ばれるサーキットを楽しんでいた様子だった。

　日本時間深夜0時(現地時間午後3時)から始まったプラクティスは1時間で開催された。気温25度、路面温度30度、湿度45％、曇りのドライコンディション。ミラー、ペドロ・アコスタ(KTM)、マルク・マルケス、エスパロガロ、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ルカ・マリーニ(ホンダ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)が転倒。難しいコースの洗礼を受けていた。

　このセッションのトップはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)1分38秒057、2番手ミラーが1分38秒175、3番手マルク・マルケス1分38秒210。16番手の中上の1分38秒962までが1分38秒台という、MotoGPクラスとは思えないほど僅差の走行となった。

　MotoGPクラスは明日、日本時間午後7時10分(現地時間午前10時10分からフリー走行2が始まり、続けて予選Q1、Q2と続き、日本時間深夜0時(現地時間午後3時)からはスプリントが始まる。日本メーカーのヤマハ勢もプラクティスでは９番手10番手に入っており、明日も見どころ満載だ。




MotoGP 第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス1日目 フリー走行結果
1 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ) 1分38秒057 (PR)
2 ジャック・ミラー(KTM) 1分38秒175 (PR)
3 マルク・マルケス(ドゥカティ) 1分38秒210 (PR)
4 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ) 1分38秒288 (PR)
5 ブラッド・ビンダー(KTM) 1分38秒387 (PR)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ) 1分38秒409 (PR)
7 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア) 1分38秒411 (PR)
8 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ) 1分38秒541 (PR)
9 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) 1分38秒552 (PR)
10 アレックス・リンス(ヤマハ) 1分38秒560 (PR)
11 ペドロ・アコスタ(KTM) 1分38秒599 (PR)
12 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ) 1分38秒635 (PR)
13 アレックス・マルケス(ドゥカティ) 1分38秒809 (PR)
14 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア) 1分38秒812 (PR)
15 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ) 1分38秒882 (PR)
16 中上貴晶(ホンダ) 1分38秒962 (PR)
17 ミゲール・オリベイラ(アプリリア) 1分39秒048 (PR)
18 ラウル・フェルナンデス(アプリリア) 1分39秒048 (PR)
19 ジョアン・ミル(ホンダ) 1分39秒119 (PR)
20 ヨハン・ザルコ(ホンダ) 1分39秒147 (PR)
21 アウグスト・フェルナンデス(KTM) 1分39秒160 (PR)
22 ルカ・マリーニ(ホンダ) 1分39秒781 (PR)