MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/03/10
MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス3日目、決勝がカタール、ルサイル・インターナショナルサーキットで行われた。日本時間午後11時(現地時間午後5時)から11周で争われた。気温24度、路面温度33度、湿度49%、夕暮れどきのドライコンディション。
スタート直前、ダビド・ムニョス(KTM)がトラブルでピットインを余儀なくされるというハプニングから始まった。1周目、ポールポジションスタートのダニエル・オルガド(ガスガス)ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、イバン・オルトラ(KTM)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)が激しくトップを争った。
2周目には、18番手スタートだった古里太陽(ホンダ)が10番手まで順位を上げていた。激しくトップ集団で争っていたルエダとオルトラは接触してクラッシュ。ルエダはリタイア。19番手スタートだった鈴木竜生(ハスクバーナ)は2分03秒135の最速ラップを出し、11番手まで順位を上げた。
3周目、トップ集団はオルガド、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、フェルナンデス、ジョエル・ケルソ(KTM)、セレスティーノ・ビエッティ(KTM)、リカルド・ロッシ(KTM)、ヴィセンテ・ペレス(KTM)、古里、ステファノ・ネパ(KTM)、山中琉聖(KTM)、鈴木の11台が連なる激しい上位争いとなり、後方では、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)とマッテオ・ベルテッレ(ホンダ)が絡むクラッシュがあり、イエローフラッグが出された。
レース中盤にかけて、古里は着々と前を走るライダーを抜き、残り9周では遂にオルガドを抜いてトップに立つ。オルガドと古里は熾烈なトップ争いを繰り広げた。すぐ後ろにはフェルナンデス、ロッシ、アロンソも着けている状態で、後半も激しい戦いが続く。
残り5周では、オルガド、アロンソ、古里、フェルナンデス、ロッシ、ビエッティ、ネパ、山中、ペレス、鈴木、ケルソまでの11台がトップ集団となっていた。残り4周に入ると、鈴木とケルソの差が開きだし、トップ10台の争いになった。
激しいトップ集団の中で、残り2周、山中が転倒。ラストラップでは、フェルナンデスとペレスが接触して転倒。第2セクターではイエローフラッグが出された最終ラップ、最終コーナーまで、オルガド、アロンソ、古里は激しくトップを争い続け、最終コーナー、チェッカーまでトップで走り抜けたのはアロンソだった。2位オルガドとの差は、僅か0.041。続いて古里は3位でチェッカー。トップとは0.143差だった。鈴木は7位に入った。山中はラスト2周、9番手を走る健闘の末の悔しい転倒、リタイアとなった。
アロンソはCFMOTOに初めての優勝をもたらしたライダーとなり、古里は自身が活躍していたMotoGP併催レースの出光アジアタレントカップ、10年目の節目を祝福するような3位表彰台を獲得した。
MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 ダニエル・オルガド (ガスガス)
3 古里太陽 (ホンダ)
4 リカルド・ロッシ (KTM)
5 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
6 ステファノ・ネパ (KTM)
7 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
8 イバン・オルトラ (KTM)
9 ジェイコブ・ルールストン (KTM)
10 ジョエル・エステバン (ガスガス)
NC 山中琉聖 (KTM)
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