MotoGP第1戦カタールGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/03/11
MotoGP第1戦カタールGP MotoGPクラス3日目、決勝は、カタール、ルサイル・インターナショナルサーキットで日本時間深夜2時(現地時間午後8時)から22周で争われる予定だった。気温22度、路面温度26度、湿度66%、夜のドライコンディション。
スタート直前、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)がマシントラブルで、動けず、他チームのメカニックもグリッドに戻らざるを得ない状況になり、スタートが遅れた。このハプニングで、22周行われる予定だったレースは21周に短縮となった。ラウル・フェルナンデスはピットに戻り、マシンを換えて、ウォームアップラップから参加した。ミゲール・オリベイラ(アプリリア)は昨年のカタールGPサイティングラップでの転倒にペナルティーが科され、今大会でロングラップを走る。タイヤ選択は、中上貴晶(ホンダ)のみがフロントをソフトにしている以外、全員が前後ミディアムタイヤで臨んだ。
仕切り直しのスタートは、ポールポジションスタートのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がホールショットを奪い、マルティン、ブラッド・ビンダー(KTM)と続いた。すかさず、好スタートを切ったフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が両者を抜いて、トップに立つ。以後、マルク・マルケス(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、アレックス・マルケス(ドゥカティ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と続いた。
2周目、ジャック・ミラー(KTM)が1コーナーでスリップダウンしコースアウトするが、再スタートできた。スタートで動けず、Tカーで出走したラウル・フェルナンデスは17周目にピットへ入りリタイア。
レースはバニャーヤが2周目以降、1分52秒667から53秒327の間でタイムを刻み、2番手はビンダーとマルティンが熾烈なサイドバイサイドを繰り広げながらの戦いとなった。結果は、21周を驚異的に安定した速さで走り抜けたバニャーヤが1位。2位ビンダー、3位マルティン。
ルーキー、アコスタは、途中ファーステストラップを記録し、4番手まで順位を上げた。しかし、折り返し辺りから、タイヤが持たなかったのかタイムを落とし、結果9位。それでも、2019年ジョアン・ミルがカタールで記録したデビュー戦9位の記録に並んだ。4位にはドゥカティデビューとなったマルク・マルケス。5位はバスティアニーニ、6位アレックス・マルケス、7位ジャンアントニオ、8位エスパロガロ、9位アコスタ、10位マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)。日本人ライダー中上は19位完走。
MotoGP 第1戦カタールGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ブラッド・ビンダー(KTM)
3 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
4 マルク・マルケス(ドゥカティ)
5 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
6 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
7 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
8 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
9 ペドロ・アコスタ(KTM)
10 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
11 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
12 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
13 ジョアン・ミル(ホンダ)
14 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
15 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
16 アレックス・リンス(ヤマハ)
17 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
18 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
19 中上貴晶(ホンダ)
20 ルカ・マリーニ(ホンダ)
21 ジャック・ミラー(KTM)
NC ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
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