全日本RR第8戦鈴鹿【JSB1000レース1】水野涼がJSB初優勝!
2023/10/14
左から、2位の清成、優勝した水野、3位の津田拓也
全日本ロードレース選手権第8戦鈴鹿MFJ-GPのJSB1000レース1は水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)が優勝した。
午前中に予選、午後にレース1とJSBライダーたちにとってウイーク中最も過酷なスケジュールになった土曜日。曇天の中でスタートしたレース1は15周の周回数が設定されていた。
好スタートを切ったのはポールシッター中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が背後につける。オープニングラップで順位を入れ替える2台。バックストレートで岡本が前に出るが、シケインで中須賀が首位奪回。2周目の1コーナーで再び岡本が前に出る。
激しいトップ争いに乗じて3位争いを制した水野が2台に襲いかかる。そして水野は2周目にトップ浮上。
4周目。中須賀が水野を捕らえるが、水野はクロスラインで首位奪還。ヤマハファクトリー2台を従える。中須賀は岡本に背後を脅かされながら水野を攻略しなければならない状況に置かれた。この激しい争いで、セカンド集団から抜け出してきた清成龍一(TOHO Racing)がトップグループに合流。4台での争いが開始される。
レース終盤は清成が若干遅れ、トップ争いは3台に戻る。そして10周目に中須賀が首位奪回。背後にぴたりとつけた岡本はバックストレートで前に出るもののシケインでは中須賀にかわされる。このバトルに乗じて清成が再びトップ集団に追いつき、4台での争いに。
13周目。水野が中須賀、岡本の2台抜きを演じるが、すぐに中須賀がトップ奪回、岡本が2番手奪回、水野は3番手に戻る。
最終ラップ。中須賀と岡本のトップ争いが激化。そこここで順位を入れ替える。
最終シケイン。中須賀と岡本がまさかの接触、転倒。これで水野がJSB1000初優勝。清成が2位、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)が3位表彰台を得た。
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